Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



国土交通省

 国土交通省は11日、北海道・知床沖の観光船沈没事故を受けて実施している旅客船事業者の緊急安全点検で、救命設備の劣化や、点検記録簿の未記載といった不備が24事業者で見つかったと明らかにした。いずれも改善を要請した。

 こんなニュースがありました。もっと重要なことがあります。船の安全はそれこそ鯨にぶつかるかもしれません。

 一番大事なことは書類や通信設備より、救命道具です。去年乗船した「オーロラ号」の煙突の下に白い物が見えます。これが救命いかだです。



 横から見ると甲板に綺麗に並んでいます。


 アップの写真です。
 冷たい海では、いや海に落ちたらライフジャケットはそれ程役に立ちません。捕まるいかだも全く意味がありません。

救助までに許される猶予時間の目安(海洋)

低体温症(ハイポサーミア)hypothermia。水中では体温が急速に奪われるため水中に留まれる時間は限られています。
水温と体温流出時間(出典U.S.Coast Guard)
水温   意識不明に至る時間  予想生存時間
0℃ 15分以内       15~45分
1~5℃   15~30分       30~90分
5~10℃ 30~60分       1~3時間
10~15℃ 1~2時間        1~6時間
15~20℃ 2~7時間      2~40時間
20~25℃ 2~12時間  3時間~不明
26℃以上 不明 不明

 仮に暖かくなって海水温が15℃でも2時間以内でないと全員の救助は困難です。事故当日は1~5℃ですから絶対に助かりません。



 救命いかだなら乗り移るとき濡れても、いかだの中で海水を拭き取れば何時間も、何日も大丈夫です。

 外洋に出るヨットなどは必須のアイテムです。またいかだの仲に自動的にSOSを打つ装置もあります。

 救命いかだはそれ程高価な物でもありません。

 安い物なら自動膨張救命いかだコンテナ25人用¥650,000から有ります。

 65人乗りなら3台有ればかなりの人が助かったのではと思っています。

 遊覧船には救命いかだの設置義務を望んでいます。

 国土交通省は時代遅れで、業者の方を見ていて乗客の安全な形ばかりの気がします。



2022年5月12日(木)17:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

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