Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



熊野古道と熊野三山 その6

 御縣彦社(みあがたひこしゃ)で「八咫烏(やたがらす)」を祭っています。

 八咫烏(やたがらす、やたのからす)は、日本神話に登場するカラス(烏)であり導きの神。神武東征の際、高皇産霊尊(タカミムスビ)によって神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされています。一般的に三本足の姿で知られ、古くよりその姿絵が伝わっています。

 かつて熊野地方に勢力をもった熊野三党(榎本氏、宇井氏、藤白鈴木氏)の威を表すともいわれています。あるいは天地人を表すとも言われているそうです。

 日本サッカー協会のシンボルマークおよび日本代表のエンブレムの意匠として用いられています。



 中の神殿は直接は見えませんが、横の柵から越しに写真は撮れます。とても立派で那智の滝も祭っているので一つ多めになっています。


 隣に「青岸渡寺(せいがんとじ)」があり、中世から近世にかけて隣接する熊野那智大社と一体化し、那智山熊野権現や那智権現と呼ばれ、全体で7寺36坊もの坊舎を有する神仏習合の修験道場でした。

 明治になり神仏習合が廃されると、熊野三山の他の2つ、熊野本宮大社、熊野速玉大社では仏堂は全て廃されましたが、熊野那智大社では如意輪堂は有名な西国三十三所の第一番札所であったため、破却はされませんでした。



 那智の滝が奥に観られ素晴らしい景色です。


 那智と言えば碁石の黒石の原料です。門前には那智黒を扱うお土産屋さんが並びます。


2021年10月30日(土)11:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)