引っ越し大名! |
|
| 監督: 犬童一心 配役:星野源、高橋一生、高畑充希、及川光博
あらすじ: 姫路藩主の松平直矩は、幕府から豊後・日田への国替えを命じられ、度重なる国替えで財政が困窮している上に減封と、藩最大のピンチに頭を抱えていた。
人と交わらずにいつも本を読んでいて「かたつむり」と呼ばれている書庫番の片桐春之介(星野源)は、書物好きなら博識だろうと、国替えを仕切る引っ越し奉行に任命される。
感想: コメディーですが、実際にあった国替えです。
松平 直矩(まつだいら なおのり)は、当時越前国大野藩主であった松平直基の長男として誕生。
直基は出羽国山形藩、さらに播磨国姫路藩に国替を命じられるが、姫路の封地に赴く途上で死去しました。映画の中でもそうなっています。
幼少の直矩には不適当と判断され、翌慶安2年(1649年)6月に越後国村上藩に国替となります。
成人後の寛文7年(1667年)8月、転封により姫路に復帰した。映画はここからです。
越後高田藩(藩主松平光長とは従兄弟の関係)の御家騒動(越後騒動)に際し、出雲国広瀬藩主・松平近栄と共に一族を代表して騒動の調整を行うが、両名共に不手際を指摘され、直矩は領地を半分以下の7万石に減らされ、閉門となりました。
天和2年(1682年)2月に豊後国日田藩に国替を命じられました。
4年後石高加増され、出羽山形藩、6年後さらに加増され陸奥国白河藩へ国替えされ、元の15万石になりました。松平 直矩はゲイの噂もあったようです。
姫路城主は西方防御の要であり、たびたび親藩の藩主が変わっています。
配役は芸達者が多くて、とても面白い映画になっていました。 せっかく実話なのだから、ふざけ過ぎないでまじめに滑稽な話にした方が良かったのかなと思いました。
| |
|
2020年7月12日(日)19:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画 ドラマ TV | 管理
|