歌舞伎「釣女」 |
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| NHKにっぽんの芸能「理想の妻を求めて大騒動!歌舞伎“釣女”」
去年南座の顔見世で公演されたものです。
内容とあらすじ: 能狂言『釣針』をもとにした「松羽目物」です。 あるところに住む大名は、まだお嫁さんがいません。そこで、同じくまだお嫁さんがいない太郎冠者をお供に、縁結びの神として有名な西宮のえびすさまに参詣に出かけます。
大名と太郎冠者は神様に「お嫁さんが欲しい」とお願いし、神様からのお告げを待つため、神社に夜通しこもります。すると、夢の中で「あなたのお嫁さんは西の門にいる」とお告げがありました。
大名が急いで西の門に行くと、お嫁さんではなく釣竿が落ちています。大名が釣竿をかまえ糸を放ると、なんと美しいお姫様(上臈)が釣れ、二人はめでたく夫婦となることに。
うらやましくてたまらない太郎冠者も釣竿を借り受けて「よし、おれも!」と釣り糸をたれますが、釣れたのは……。とんでもない醜女(しこめ)でした。喜ぶ女性とがっかりする太郎冠者のやり取りが滑稽です。
出演: 中村莟(かん)玉,片岡愛之助,四代目 中村鴈治郎,中村隼人
感想: 人気のある中村莟玉、中村隼人と、実力のある片岡愛之助,中村鴈治郎の組み合わせは現在最高といえます。これ以上ないという素晴らしい舞踊劇でした。
やっぱり女形(おやま)は美しいと、それだけで満足です。もっとも昔はロウソクの光とか、自然光で観ていました。 もともと男性なんだから、TVのアップでは耐えられません。歌舞伎は本来劇場で観るものです。
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2020年4月14日(火)17:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画 ドラマ TV | 管理
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