Cat Schroedinger の 部屋
 
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NHK 東京ミラクル第2回 巨大鉄道網 秒刻みの闘い

 世界一複雑で正確さを追求する首都圏の鉄道網。148の路線が一日のべ4000万の人たちを確実に運び続けています。列車運行を支えるJRの心臓部総合指令室の壮絶な一日に密着しました。

 10分以上の遅れでも遅延としない国が多い中、日本では20秒違っただけで謝罪したことが諸外国で話題になりました。

 日本に住んだことのある外国の人は、日本の鉄道はまるで取り付かれたように正確に運行されていると、20秒早く出発したことを問題にするのは、日本の鉄道を知っている私には理解できると、解説していました。

 何時も順調に見える運行も、実は年中問題を起こしているのです。JR東日本の心臓部東京総合指令室では、首都圏を走る24路線の運航を550人もの指令員が管理しています。

 この中でも超ベテランの指令員が、コンピューターで作ったダイヤを手書きで修正します。いわゆるスジ屋です。

 人身事故が起こると、過密ダイヤはすぐに遅延がどんどん広がっていきます。そこで超ベテランのスジ屋が、赤鉛筆で筋を塗りつぶしていきます。運休です。

 絶妙に列車を間引き、混雑を避けながら普通ダイヤに戻していく姿はまさに神業でした。

 素晴らしい技術に感動しました。電車、コンピューターによるダイヤより、やはり運転手、指令室、現場の係り員など、最後はハードより人間の技量、ソフトが一番大事だと思いました。


 私鉄も負けていません。中でも京急は首都圏で一番遅延の少ない路線の一つです。

 終電が終わると私鉄なので、狭い場所「金沢文庫車庫」に300両近い車両が待機します。あくる日の列車の使い方を考えて、車庫に入れる順番を超ベテラン運転主任が決めていきます。

 さらに保守点検の結果も考えてわずかな異常でも使えない車両を入れ替えたりもします。



 一見普通に運転していればダイヤ通りになると思っていましたが、実際は小さなトラブルから、大変なトラブルの中で、信じられない技術集団が綱渡りのようなダイヤの修正をしながら正確に走らせているのでした。


 「列車は分で運転するのではなくて、秒で運転する」納得の言葉です。

 諸外国にも日本の鉄道が輸出されますが、最近は運行システムも含めて輸出しています。

 試運転の日、日本の指導者がストップウオッチ持ち込んで、

 「はい!今日は初めてだから遅延は30秒以内で良いから!」と言われて本当に驚いたとコメントがありました。



2019年7月5日(金)23:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | 車の話 | 管理

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