「天国と地獄」その2 |
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| オッフェンバックの「天国と地獄」ではとても世俗的な話となります。
主人のオルフェと妻のユリディスは関係が悪化し、別れたいけれど世間体を気にして別れることに逡巡しています。
ユリディスの浮気の相手のブリュトンを殺そうと毒蛇を仕掛けますが、間違ってユリディスが死んでしまいます。ところがブリュトンは地獄の支配者で、ユリディスを地獄へ連れ去ってしまいます。
妻が死んで大喜びのオルフェでしたが、世間の世論はオルフェを天国の神々の長ジュピテールに妻を取り戻すようお願いをすべきと迫られ、嫌々ながら天国に行きます。
天国で地獄の調査に行くことになりますが、浮気性のジュピテールはユリディスを誘惑しようとします。
結局オルフェは妻を連れて帰ることになりますが、振り返ってはいけないと注意されます。なかなかオルフェは振り返らないので、ジュピテールは雷を落とし無理やりオルフェを振り返らせます。
別れられて喜ぶオルフェ、地獄へ戻ることになりブリュトンは喜びますが、ユリディスはブリュトンに飽き飽きしていています。
ジュピテールはユリディスは酒の神バッカスの巫女にすると宣言します。巫女にしてユリディスも望んでいる自分と付き合うようにするつもりなのです。
それでハッピーエンドになります。
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2018年9月11日(火)00:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽 | 管理
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