Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



休みなのに

 台風の影響で、静岡県西部地区もひどい雨でした。せっかくの休みなのに、一日中家にいました。

 TVは何処も同じようなニュースばかりでした。局によってもう少し独創的な取材をしたら興味もわくのにと感じました。

 ただ天気予報は、予報士は独自の予報をすることは禁じられていて、気象庁の予報通りに報道することとされています。

 予想は難しいのは解りますが、最近すぐに避難勧告が出されます。それもとても広い区域に、大変な人数に対して出されるのには違和感があります。

 行政としては後からいろいろ言われないように、とにかく避難勧告を出しておこうとさえ感じら得ます。

 避難勧告より、住人は自ら自分を守る心がけが重要と思っています。

 岐阜、三重、愛知県の南部は、木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)がほぼ一緒になって伊勢湾に注ぎます。

 エジプトのナイルのように、反乱を繰り返し肥沃な土地でした。当然のごとく洪水は年中行事でした。

 そこで自分の村だけを囲う堤防「輪中」を作って村を守っていました。更に村には何件かは母屋とは別に、石垣や土盛りで高い場所に倉庫兼住居を造り、洪水の時はそこに避難して暮らしました。いわゆる「水屋」です。

 輪中の中の結束は堅い代わりに、隣の村の堤防は弱い方がよいので、排他性から輪中根性という言葉が生まれました。

 隣村に行ったときには帰りに向こうの堤防の石を袂に入れてきて、自分の村の堤防に一個置くという「お土産石」なる風習まで有りました。

 昔の人はそれほどまで、自然と闘ってきました。家を建てるにも地盤の強度、浸水の可能性をとても注意深く検討していました。

 最近の住宅開発は、あまりにも経済性優先です。池を埋めて宅地にしたり、山を崩して谷の部分も埋め立てて宅地にしています。

 地元の人なら絶対に家を建てないという場所も、宅地として売りに出されます。

 行政も堤防を強化するとか、ダムを造るとかも大事ですが、想定外の豪雨とか、大地震に対しては無力であると悟らないといけません。やっぱり元々の地盤の強さとか、水の流れなどを考慮して開発許可を出すべきです。



2017年8月7日(月)23:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

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