Cat Schroedinger の 部屋
 
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国産囲碁の人工知能

 日本で開発された囲碁の人工知能「DeepZenGo」と、趙治勲名誉名人の試合が11月19日、20日と開催されました。

 昨日は趙治勲名誉名人が序盤の劣勢を逆転し勝利を収めました。

 今日の第二戦は序盤から「DeepZenGo」が優勢でした。趙治勲名誉名人が相手の模様の中で、やや強引な複雑な戦いに持ち込みました。「DeepZenGo」は猛然と厳しく責め立て、ついには趙治勲名誉名人の大石を全て葬りました。

 一般には攻める方が難しく、プロ同士だと攻めることによって適当なところで利益を得て引き上げます。本気に取りに行くことは滅多にありません。プロの大石は何処かにしのぎがあって、大きな石は滅多に取られません。

 今日の試合はその意味でも画期的でした。「DeepZenGo」は妥協することなく、まるで全て読み切っているように最強で責め立てました。機械だから感情が無く、勝てそうだからと震えることもありません。今回はともかく、遠くない将来囲碁は人間はコンピューターに勝てなくなることは間違い有りません。

 今年アメリカで開発された「AlphaGo」がイ・セドル九段に4勝1敗で快勝して世界を驚かせましたが、あっという間に日本の開発チームも追いつきました。

 囲碁世界選手権より、世界中のコンピューター同士の戦いに賞金が出るようになる日も間近です。プロに指導碁を打って貰うより、家でネット経由でコンピューターに指導して貰う日も間近です。レッスンプロの収入源が心配です。

 先日も将棋のプロが対局中にネット経由で囲碁ソフトを使った疑いで、問題になりました。

 人間では計算し尽くせない複雑な問題を、人間以上に上手くこなすコンピューターの発達はには脅威すら感じます。



2016年11月20日(日)23:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

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