Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



金融緩和

 どれほど金融緩和しても、企業はお金を借りません。肝心の財源も政府が国債を発行して財源に充てていますが、その国債の大部分が日銀が保有しています。

 政府が国債を発行して、日銀が買い取るのはせいげんがあるし、基本的には利払いも、償還期限があります。

 現在の国債の買い取りも危ない方法ですが、もし政府が返還期限を決めない永久国債を発行して財源に充てれば、日銀はどれだけでも紙幣を発行できるので、便利な財源となります。

 ヘリコプターマネーは以上のような方法で財源を作り、さらに金融緩和や公共投資に回すのでなく、国民に直接ばらまく方法です。


 返す気がない借金で、お金を使えば何時か破綻します。必要以上のお札が出回り、インフレになります。

 
 金融緩和しても、円安に誘導してももう以前のような景気には成らないと信じています。アジアの開発途上国が力をつけ、日本の製品が世界で通用しなくなってきたからです。

 少なくとも価格ではとうてい太刀打ちできません。そうなると日本の企業は国内の労働者の賃金を上げられません。国外で作った方が遙かに安く作れます。

 これは世界中の先進国の宿命です。低迷している日本は政治の力ではさほど上手く行かないような気がします。
 
 ヘリコプターマネーは貯金している人の貯金を目減りさせるし、低収入の人にもお金が回るので、ある程度の効果が期待できます。

 円安になれば輸出が増えるけれど、輸入品の価格は高騰するので、長い目で見れば何も変わらないと言えます。

 ヘリコプターマネーにも種類があり、永久国債の発行は毒薬のような物だから超危険です。

 借り手がいないような金融緩和よりはヘリコプターマネー、ただし国債は期限付きで、利子付きの国債で財源を賄うならある程度の効果が期待できると思います。

 



 



2016年7月29日(金)21:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

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