列車ダイア |
|
| 一昨日の鉄道博物館で、本物のダイアを見ることが出来ました。
ダイヤを組む方にお話しを聞くことが出来ました。本物のダイアはものすごく細かくてビックリです。 現在ダイヤを組むときは数字を入れれば殆ど自動的に出来るようになっているそうです。 「事故の時などは人間が組むので、超鉄道マニアは事故の時の列車のやりくりが楽しみだ!」と聞いたことがあると聞いてみました。 「その通りで、ダイヤを書く者は、どの駅に余分な線路を持っているか殆ど知っているので、普通列車をどの駅で待機させて急行を通過させるとかを検討します。もちろんそのときはダイアを手書きします。」 との返事でした。 「流石だ!」と誉めると 「普通列車は簡単だけれど、難しいのは貨物列車」だそうです。 編成が長すぎると、待機路線に入りきらないことがあるそうです。 「そう言った職人技が世界一正確に動く鉄道を誇っているのですね~~ ハードよりソフトの成果だ!」と誉めたら とても喜んでいました。
現在ではアマチュア用にWindows対応のフリーウェア『Oudia(おおゆうだいや)』があります。表計算ソフトに駅や列車の数字を記入していく感覚で時刻表を作ると、自動的に列車ダイヤを描画してくれます。
Macintosh対応の列車ダイヤ作成ソフトとして『CocoDia』、iPhone対応としては『yubiDia』などがあります。
これがあれば、走行中にどの辺りで列車がすれ違うかも一目でわかります。写真を撮るにも何時にどこを通るかもかなり正確に予想できます。
明治5年新橋-横浜感の鉄道が開業しました。開業にあたり、単線ですからどのように走らせてどこで列車交換させるか思案に暮れていたとき、英国人の技術者が紙と定規で駅と時間を縦横に書いて、線を引いてダイアを作ったのを見て一同感心したとあります。
その日本が世界一正確な発着を誇れる国になったことを喜ばしく思っています。
| |
|
| |
|
2016年5月24日(火)20:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理
|