アントワープ2 |
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| アントワープの旧市街はなんと言ってもノートルダム大聖堂です。
ルーベンスの描いた「キリストの昇架」「キリストの降架」「聖母被昇天」は「フランダースの犬」で有名です。
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| 「キリスト降架」です。
光線の加減で絵が見にくいのですが、まさしく月光が差し込んだときもこのようになっていたかもしれません。
「フランダースの犬」ネロ少年と愛犬パトリッシュが亡くなった場所がこの教会です。
絵の天分があったネロ少年は、ノートルダム大聖堂に架かっているルーベンスの「キリスト降架」の聖壇画が見たかったのです。
しかし、この聖壇画にはふだん覆いがかけられていて、お金を払わないかぎり見せてもらえなかったのです。
その時、神の意思であるかのように月光が差し込みました。すでに覆いは外れ、絵が鮮やかにあらわれました。キリストが十字架から下ろされようとしている絵です。
少年は叫びました。「おお、神様、十分です。」と言って亡くなるのでした。
ベルギーではこの話は有名でもありませんし、みんなが嫌いな話のようです。可哀想な少年を誰も助けなかったのだし、死んでしまう話でもあるので嫌な話ととらえられています。
TOYOTAがネロ少年と愛犬パトリッシュの絵を描いた石版を寄付しています。嫌な話でも大変観光資源なので、どけられないとか聞きました。(笑)
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| 大聖堂の裏側に、グローテマルクト広場があります。この中心にブラボーの像が付いた噴水があります。
ブラボーという名前の兵士が、悪さをしていた巨人の腕(ant)を切り落とし、投げ捨てた(werpen)逸話から、 アントワープ(antwerpen)になりました。
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2014年4月29日(火)15:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理
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