2013年9月17日落語会 |
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| 久しぶりの落語会でした。演題は「百川」とおなじみの「寝床」でした。
「百川」は六代目三遊亭円生で有名で、「寝床」は八代目桂文楽で有名です。 特に文楽は体が小さかったこともあり、子供の役は上手でした。
「百川」は実際にあった料亭の名前で、江戸時代には有名な料亭で明治初期まで存在していました。今の日本橋室町辺りに在ったそうです。
あらすじ: 新米で田舎から来た奉公人の百兵衛さんがひどい訛りで、客にとんでもない勘違いをさせます。あげくに常磐津の師匠をを迎えに行く使いを頼まれるが、間違って外科医をを連れて来てしまうドタバタの噺です。
感想: 噺はとても良い出来でした。ややもすると田舎者を馬鹿にするような噺ですが、屈託無く気の荒い河岸の連中と対等以上にやりとりしている様子が滑稽でした。
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| 話が終わって「かっぽれ」を披露されました。素晴らしい踊りで、昔の志ん朝を思い起こさせる粋がありました。
落語が終わってそのことを話すと、師匠が「誉められているのかな?」を嬉しそうに答えられました。 「志ん朝さんの様に、噺の中でも舞踊の優雅さが出ている感じがしました。」と言ったら、とても喜んで居られました。
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| 「寝床」は面白い噺ですが、多くの噺家さんが演じるので、なかなか大変です。
八代目桂文楽を聞き慣れている私には、近代的な噺になっていたので少し違和感がありました。けれどそれなりに工夫されており、結構笑えました。
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2013年9月17日(火)23:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理
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