Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



インフレターゲットの副作用

 インフレターゲットは、デフレ脱却に唯一の方法かもしれません。更に円安を目指すのも輸出産業にとっては、待ち望んだ政策です。

 ただ景気がそれほど悪くなかった時も、殆どの企業が給与を上げることはなく、下げ続けました。
 
 正社員は少なくなり、派遣、一時雇い、外国人労働者が増えました。現在ワーキングプアーは増え続けています。ここへ消費税のアップです。富裕層に増税し、せめて格差を少なくしようとはしています。

 しかしインフレ、円安になっても企業が簡単に、給料を上げるとは思えません。もちろんそこには、中国、韓国を始め新興国との競争があります。

 これこそが根本問題なのです。かっては開発途上国に部品を安く作らせ、製品化して莫大な利益を上げていた日本が、元のように国民の殆どが中流意識を持てるようになることは、とても難しいことです。

 
 結局誰がやっても、絶対に上手く行く政策はあり得ません。昔の名残で利益を分け合っていた不採算な部門を、徹底的に合理化して行かなくてはなりません。公務員、電力、道路行政のような物は合理化が必要です。

 国際競争力がそれほど無くなって行ったヨーロッパの社会が、どのような政策をしているかがとても参考になると思います。

 そのヨーロッパも若者の失業率は日本より遙かに高く、上手く行っているとは思えませんが、それでも福祉政策、年金政策などは見習うところが多々あります。



2013年1月22日(火)23:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

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