Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



インフレターゲット

 円高と騒いでいますが、もうインフレターゲットの導入をすべきでしょう。日本だけが何年もデフレで苦戦しています。

 市場介入といっても、介入に使ったお金の帳尻を合わせようとしているから、市場は全然怖がりません。

 つまり外国為替市場介入は財務大臣の権限で、財務相の代理である日本銀行が外国為替資金特別会計(外為特会)を通じて介入します。たとえば、円売り・ドル買い介入の場合、政府短期証券(FB)を発行して市場から円資金を調達し、これを売ってドルを買い入れる。介入で得た外貨は外貨準備となり、アメリカ国債などで運用しているのです。

 アメリカ国債を買ったのでは、ドルを支えているのと同じです。ロシアのように金でも買った方がましです。もっと効果的なのは、政府短期証券(FB)を発行しないで輪転機を回す、つまりお札を刷っちゃうことです。

 日銀が量的緩和をすると発表すれば、投機筋は震え上がります。極端な話マネーサプライを倍にすれば、ドルは一気に140円です。インフレを恐れていますが、元々日銀はデフレに対応したことがありません。全く無能です。アメリカなどはリーマンショック以来ドルを3倍刷っています。けれどもさほどインフレにもなりません。

 相手が沢山お札を刷っているのに形ばかりの介入、さらにそのドルでアメリカ国債を買っていたのでは話になりません。1ドル200円とか、150円で買ったアメリカ国債は現在の価値は半分以下です。アメリカは丸儲けです。ドルが下がるのは沢山刷っているからで、簡単なことです。中国もそう主張しています。しかし中国はインフレのため輪転機は回せません。

 とにかく円を売って買ったドルで、アメリカ国債を買うのは辞めてほしい。でも買わないとさらにドルが下がります。だからこそお札を刷るのです。

 一番の原因はアメリカが基軸通貨を良いことに、メチャメチャにお札を刷っていることです。ドルを買い支えている国々は、最後には紙くずの様なドルを掴まされることになります。これに対抗するにはお札を刷ること以外有りません。

 



2011年8月6日(土)23:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

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