Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



非不胎化介入

 円高のため、政府は非不胎化介入に踏み切りました。しかし効果は疑問です。

 もちろん不胎化介入に比べれば、それなりに効果的かも知れませんが、短期国債をいくら積み上げても、元々ゼロ金利政策でも借りる人が居ないのだから、どんなに供給を増やしても、実際には金融機関の準備金が増えるだけです。

 内需を拡大する政策、富の多くを手にしている老人が、老後を心配することなく暮らせる制度を確立し、老後のために過剰に備蓄している預金を使えるようにすることがまず一番大事です。

 労働者も常勤と、派遣や契約社員との差を少なくし、安心して暮らせるようにすることです。持てる国民は守りに入っています。持たざる国民はその日暮らしから脱却できません。

 大企業は人を減らすことで収益を上げているに過ぎません。帳尻だけは景気が回復しているように見えますが、実態は厳しいデフレスパイラルに陥っているかのようです。その証拠に、帳尻はあっても景気は何時まで経っても回復しません。

 不景気を何時も外国の所為にしているのですが、実は国内問題なのです。企業の法人税も下げないと、ますます産業の空洞化です。ワーキングシェアーが叫ばれたのもいつの間にか立ち消えです。

 金利を下げるより、と言っても下げようがありませんが、借りたくなる政策、貸しやすくする政策、借りやすくなる政策が大事です。 そういった観点からすると、「菅」よりより「小沢」の方が良かったのかも知れません。根底から換えないと無理なのです。

 コントロールがとても難しく、現政権では不可能でしょうが、計画的なインフレを目指すのも一つかと思われます。輪転機を回すのです。これこそ最後の切り札です。沢山預金を持っていても、2割くらいは目減りします。働いている人は、その日暮らしでも、2割程度収入が増えます。政府の財政赤字も2割改善されます。

 ちょっと間違うと預金が紙くずになります。とても危険な媚薬です。(笑)



Sep.16.2010(Thu)23:02 | Trackback(0) | Comment(0) | 今日の出来事 | Admin

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