インフレターゲット |
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| 昨日の続きです。
日銀がお札をドンドン刷るとしても、刷っただけでは昨日と同じです。非不胎化介入と同じです。ゼロ金利でも借り手がいないのだから、刷ったお札も借り手がいません。
計画的にインフレにしようにも簡単ではないのです。インフレスパイラルは恐いのですが、実際には世界中でインフレターゲットは導入されています。インフレターゲットを導入していないのは、日本とアメリカぐらいです。
そのアメリカは現在輪転機がフル稼働です。ドルをドンドン刷っています。事実上インフレ政策です。
円高と騒いでいますが、元々ドルはそれほど価値が無くなってきているのです。為替の介入にしても一時期の物になる可能性が高く、長期的には1ドル70円台になるのではとの予想が多数を占めているようです。
介入してせっせとドルを買っても、将来は値下がりです。アメリカ国債などもドンドン売ってしまえば良いのに、政府は遠慮して抱えています。アメリカ相手に稼いだお金は、アメリカのインフレ政策の前に、半額になっています。何時までこんな馬鹿をやっているのでしょう。 インフレターゲットを有効にするには・・・難しい問題です。 結局日銀が買い物をすることです。 日銀が銀行の株を買い、値上げさせる。
銀行の持つ株、土地を買い上げる。
日銀の息のかかった会社に、外国企業を買収させる。とてつもなく大きな会社を買い占める。たとえばマイクロソフトなど(笑) ドンドンお札をすればどんな会社でも買えます。
そのうち円の価値が無くなり、円安になります。国内はインフレです。
大事なことはインフレスパイラルにならないように、やり過ぎに注意が必要です。
世界中がインフレターゲット政策を採っているのに、日本だけが旧来の物価安定を大事にしながら、景気の浮上を目指しても出来るはずがないのです。中国の影響が有るとしても、既に10年以上デフレです。
有る政治家が、日銀が2年で5%程度のインフレを達成しなければ、更迭指せるべきだと言ったことがありますが、誰も相手にしません。
やっぱり小沢が首相だったら・・・
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Sep.17.2010(Fri)23:46 | Trackback(0) | Comment(0) | 今日の出来事 | Admin
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