Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



この道は母へと続く

 「この道は母へとつづく」

 監督 アンドレイ・クラフチューク
 出演 コーリャ・スピリドノフ/マリーヤ・クズネツォーク/デニス・モイセンコ/サシャ・シロトキン

あらすじ: ロシアの孤児院で暮らす6歳のワーニャ(コーリャ・スピリドノフ)は、幸運にも養子を探しに来たイタリア人夫婦に引き取られることになる。
 院の仲間たちからの嫉妬(しっと)と羨望(せんぼう)のまなざしを浴びる中、「引き取られる前に、一目でいいから本当のママに会いたい」という気持ちを募らせた彼は、実の母親を探しに孤児院を脱走してしまう

 前半の暗く重苦しいタッチから一転、意を決して母親を捜しに孤児院を抜け出したワーニャの“冒険”は、街の不良に襲われたり、多額の謝礼金が絡んでいるため、追跡する養子斡旋業者から間一髪逃れるなどスリルとサスペンスに満ちていながらもどこか明るい。

 幾多の障害、そして人の優しさに触れながら、ただひたすら“母親に会いたい”という一心で前進する

感想
 一見現代版「母を訪ねて三千里」のような話ですが、経済的に破綻した当時のロシアの悲惨な状況が、実話であるというこの話を説得力ある物にしています。

 幼いワーニャの利口な振る舞いに、心を打たれます。映画の持つリアリズムの大事さを改めて感じました。

 何時も思うのは、外国映画は、日本の映画に比べ台詞が判らないとはいえ、子供の演技が素晴らしいことです。これには映画を撮る時間数が違うこともあると言われています。
 子供を撮るには、やはり時間をかけることが大事とされています。

 最後の終わり方は一瞬あれっと思わせますが、最後の手紙が洒落ています。

 とても良い映画でした。
 
 日本語の題名はまんまでいただけません。
 原題は「THE ITALIAN 」です。この方がずっと洒落ていると思うのですが・・・



2009年10月28日(水)23:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

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