Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



7月24日は土用丑の日です

 7月24日は土用丑の日です。鰻を食べるようになったのは平賀源内が、夏場にウナギが売れないので何とかしたいと近所のウナギ屋に相談され、
「本日、土用丑の日」
と書いた張り紙を張り出し、繁盛した事から始まります。いわゆるキャッチコピーでした。

 脚気は、ビタミンB1欠乏症の一つで、ビタミンB1の欠乏によって心不全と末梢神経障害を起こす病気です。江戸時代の江戸では、富裕層に精米された白米を食べる習慣が普及し、将軍をはじめ富商など裕福な階層に患者が多発しました。
 江戸時代末期には一般庶民も発症し、江戸患いと呼ばれました。江戸から離れると、白米を食べられないので、自然に治ったのです。しかし江戸の人達は、最後までビタミンB1の不足とは気がつきませんでした。日清、日露戦争後にやっと解明されました。

 江戸っ子は水道の水で産湯を使い、将軍様と同じ白いまんまを食べていることを自慢にしていました。

 鰻にはビタミンB1が多く、またビタミンAも含むので、当時の食性からして、鰻はとても健康に良い物でした。江戸時代は卵もとても貴重品でした。仏教の教えから肉食をしなかったので、脚気や、鳥目はよくある病気でした。鰻やヤツメウナギは、ビタミンA欠乏による鳥目だけには劇的に効果があったので、眼病には鰻、ヤツメウナギが特効薬とされていました。

 江戸時代の庶民は、鰻を食べて、駕籠に乗る事が、最高の贅沢でした。駕籠に乗って行くところは、もちろん浅草観音様の裏にある・・・



Jul.19.2008(Sat)23:31 | Trackback(0) | Comment(0) | 今日の出来事 | Admin

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