Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



桂枝雀の「寝床」

 桂枝雀の「寝床」のDVDを観ました。

内容:
 文楽版のリアリズム的な『寝床』に対して、枝雀版の『寝床』は徹底的な爆笑落語に仕上りました。
登場人物の声の出し方から表情、心理状態までをマンガチックにデフォルメし、枝雀落語の代表作のひとつに数えられます。

感想:
 面白いことは面白いのですが、関東落語とは随分違います。昔から聞き慣れた、文楽の「寝床」の印象が強い所為か、異質な物を感じてしまいます。もっともあれだけ完成された話をそのままいくら上手に演じても、それ以上には成れないのですから、彼独自の工夫もあったのでしょう。

 桂枝雀の師匠桂米朝が、枝雀の芸は真似てはいけないし、また真似られないというようなことを言っていました。上方落語の世界でも、独自な芸風でした。

 個人的には上方落語は、それほど好きではありませんが、米朝は別です。彼は元々関東の落語の芸風を引いている事もあるかと思います。関東の落語会を含めても、第一人者で、名人と思っています。枝雀はやっぱり特異な芸風で、ちょうど林家三平のような存在でした。

 今となっては懐かしい桂枝雀の落語です。



2008年4月27日(日)00:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理

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