Cat Schroedinger の 部屋
 
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エディット・ピアフ ~愛の讃歌~

『エディット・ピアフ ~愛の讃歌~』を観ました。

監督:オリヴィエ・ダアン

配役: マリオン・コティヤール、シルヴィー・テステュー、パスカル・グレゴリー、エマニュエル・セニエ、ジャン=ポール・ルーヴ

 1915年12月19日、パリの下町、ベルヴィル地区の貧しい家庭に生まれたエディット・ピアフ(マリオン・コティヤール)。路上で歌いながら生計を立てる母親とその日暮らしの生活、娼婦小屋で過ごした幼少時代、大道芸人だった父親との流浪の旅…貧しさといつも隣合わせだった生活を抜け出して生きるために見出したこと、それが「歌」だった。

 オリジナルヒット曲「愛の賛歌」「バラ色の人生」などを織り交ぜながら、ピアフが世界的に有名な歌手になるまでの成功と挫折、ルイ・ルプレ(ジェラール・ドパルデュー)、レーモン・アッソ(マーク・バルベ)、マレーネ・ディートリッヒ(カトリーヌ・シロヌ)との華やかな交友関係、そして最愛の恋人、マルセル・セルダン(ジャン=ピエール・マルタンス)との熱烈な恋愛を描く感動のドラマ。(Cinema Café,net)より

感想
 とにかくエディット・ピアフそっくりなのに驚きました。歩き方から仕草まで生き写しです。
 
 描き方が、時間経過に基づかないで、有名なところが行きつ戻りつするので、彼女を知っている人には、問題ないのですが、知らない人には判りにくいと思いました。
 晩年の姿を長時間描かれても、確かにリアルではありましたが、それほど意味が無く、どうかなと思いました。

 幼少時代、少女時代、ルイ・ルプレとの出会い辺りまでは、とても良く描かれていました。

 その後の話の展開は、事実ですが、映画に描かれた以外の面も沢山ありました。

 からっきしのパリの下町っ子で、毎日毎日同じレストランで同じ物を食べ続けるなど、とても貧しく育った事を隠そうともしませんでした。路上で芸人として無許可で歌っていた彼女は何度も警察に捕まったりしています。彼女の強さはその頃の事が大きく影響しています。

 麻薬も交通事故による手術の時の麻薬から、中毒になったのでした。

 エディット・ピアフは発育不全で痩せていて、とても小さくて身長は142cm位でした。昔の映画で観たこと有るのですが、とても小さい身体から素晴らしい声量で、歌い上げる姿に感動したことがあります。

 映画では我が儘な面が沢山描かれていますが、実はとても神経質だっただけでした。

 シャルル・アズナヴール、イブモンタン、ジルベール・ベコーなど新人を発掘ししています。

 ピアフはまた、俳優のモーリス・シュバリエや、マレーネ・デートリッヒ、詩人のジャック・ボーガット、コクトーのような有名人と知己となり、彼女は自らの歌の多くの歌詞を書き、作曲家達と協力して沢山の曲を作りました。

 また占領下、ドイツ軍高官のために歌を歌っていましたが、裏ではレジスタンスへの貢献をしていました。

 そんな面をもっと描いて欲しかったと思います。



2007年10月3日(水)23:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

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