Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



コジェネ

 施設も外観は殆ど完成しました。

 へ? 色ですか? このままです。(キッパリ)
コンクリート打ちっ放しで、ベランダの周りだけ鮮やかなオレンジ色です。

 外は質素に見えますが、こう見えても外断熱です。普通は部屋の中に断熱材を付けますが、コンクリートの外に断熱材が貼ってあります。

 居室の窓は二重ガラスで、ガラスとガラスの間にブラインドが内蔵されています。遮音、断熱効果抜群です。ペアーガラスなど問題になりません。ブラインドの掃除もしなくてよいのも利点の一つです。床暖房ですから身体に優しいのです。

 今回コジェネシステムを導入しました。コジェネとはガス(石油もあります)で自家発電します。同時にお湯を沸かします。発電と、温水を同時に作るのでエネルギー効率が良く、維持費が節約できます。
 
 老人ホームでは入浴、床暖房、厨房と沢山お湯を使うため、無駄の無いシステムです。

 とても優れた方法ですが、問題点もあります。ガスで発電するため、燃料代があまり安くなかったり、最近電気料が少し値下げになったりで、初期投資が多い割にはなかなか大変です。大規模だとガス料金の割引もありますが、個人のような小規模だとガス代も割引が少ないのです。
 停電の時は自家発電できますが、災害時にはガスの供給も止まるので、当てには出来ません。

 個人で太陽光発電したり、風力発電したりすると、供給料金と同じ料金で買ってくれるのに、大規模に発電すると電力会社は買ってくれません。売電は当てになりません。余剰に発電しても無駄です。

 石油だと割役ですが、タービンの管理が大変です。災害時には、壊れなければ自家発電できます。

 潜水艦や空母に積んであるような、小型の原子力発電だと炭酸ガスの排泄も無いし、最高ですが・・・(笑)

 災害時には、主としてスプリンクラー用の電源として、別系統の自家発電機の設置義務があります。共用出来ると良いのですが、消防署は馬鹿真面目で認めません。

 停電時の誘導灯も、消防関係の認定シールが必要で、グルだから馬鹿高い値段が付いています。緊急用の放送装置も認定品で、シール付きだから馬鹿高い値段が付いています。 

 どんなに効率よく建てようと思っても、馬鹿馬鹿しい規制が沢山あります。結局良心的に作れば作るほど、利益が出ません。

 この施設は良心的だから、二匹のブタなのです。
    



 トントン バタリ (o_ _)o ~

     (The profits and losses even out.)      
   



2007年7月18日(水)00:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 仕事の話 | 管理

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