Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



志戸呂の急須

 今日は先生でもあり友人でもある方の、作陶展を見に行きました。

 出展数は少なかったのですが、見事な出来栄えに感心しました。

 急須は大井川流域の土を原料とする、朱泥で作られていました。急須は普通鋳込みで作りますが、これは全て轆轤(ろくろ)で作った物です。

 轆轤で作るのは結構大変で、胴体、蓋、持ち手(柄)、注ぎ口、茶漉しの5品を作ります。蓋は表から作る方法と、裏から作る方法があります。要は皿を作るのとそれほど変わりませんが、サイズには注意が必要です、きちっと測っても、反りが強いと後で縮んだりします。少し大きめに作ってやや乾いたとき削りを入れて調節します。

 茶漉しは胴体にそのままポンスで穴を開けても良いのですが、丸く薄い粘土板を、布で作ったタンポンに被せてそれに穴を開けて、胴体に開けた穴の上に貼り付けます。土によっては割れやすいので、ゆっくり乾燥させます。

 柄は注ぎ口と90度以下に取り付けます。中心に向かって付け、柄を下にするとそのまま急須が立つのが、バランスが良いとされています。

 私が作った急須でも、何とか立ちます。(笑)



2007年1月27日(土)23:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

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