コダワリ人のおもちゃ箱 |
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| コダワリ人のおもちゃ箱 エクスナレッジ刊 著者:松浦晋也 コメント 2006/11/27 18:11:37 コダワリ人になろう 本書にご登場願ったのは、単なる趣味人ではない。なにか面白そうなことにと りつかれ、結果として驚くほど素晴らしい高みに到達した人たちである。 実際のところ、取材をしてみるまで、これほどまでの人たちが、かくも沢山、 今の日本に生きているとは思っていなかった。 彼ら(そう、本書に登場するのは男性ばかりだ。これは私の取材が偏っていた からであって、分野を選べば女性も当然入ってくるだろう)は、共通点がある。
気負わない、諦めない、楽しむ――そして突き抜ける。 彼らには趣味だからという言い訳はなしだ。気が付くと趣味どころではなく、 生活を賭けてしまったりもするが、その場合も悲壮感はない。突き抜けるプロセ スそのものを楽しむ。その姿には精神的な余裕すら見てとることができる。
団塊世代の大量定年を控え、あちこちのメディアで趣味の講座が流行してい る。でも、同じ趣味ならば、突き抜けてみたいと思わないだろうか。自己満足で はなく、社会が「それはすごい」と言ってくれるほどに。 「やったぜ」とガッツポーズがとれるぐらいに、「向こう側」突き抜けてみようではないか、もちろん、お涙頂戴も根性物語も男達の逆転ストーリーもなしだ。楽しく、諦めることなく、そして気負わない。コダワリ人は常に朗らかである。
●線路を敷いて本物の蒸気機関車を走らせています!−羅須地人鉄道協会 ●小さな力で楽々走れる自転車を作っています!−織田紀之 ●公道を走るバイクやサイドカーを自作しています!−オートスタッフ末広 ●学生たちと、本物の人工衛星を作っています!−中須賀真一 ●東京の都心で美しい天体写真を撮っています!−岡野邦彦 ●自分の全てを記憶させる、自作の電脳住宅に住んでいます!−美崎薫 ●リッター4000キロ走る車を作っています!−中根久典 ●世界一のプラネタリウムを作っています!−大平貴之
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2007年4月16日(月)21:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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