Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



今日はブリュージュ Brugge に行きました。

 ブリュージュは9世紀にフランドル伯によって建てられた砦が街の起源です。13世紀から「外地ハンザ」の一つでありハンザ同盟の在外商館がおかれました。北海に通じる運河の港として、また、金融・貿易の一拠点として繁栄しました。しかし、運河に土砂が堆積して大型船舶の航行に支障を来たすようになり、運河の港としても経済の一拠点としても重要性を失って、15世紀には死都と言われるまでに衰退しました。
 
 経済上の重要性を失って衰退したことで、かえって中世の面影を残す町並みが多く残っています。市街の随所に幅の狭い運河が通じ、赤煉瓦の家屋の並ぶ美しい町並みは「天井のない美術館」とも称され、スウェーデンの首都ストックホルム同様に「北のヴェネツィア」の異称もあります。市街の外れには風車と中世以来の城門も見られます。また、メムリンク美術館などの小規模な美術館・博物館がいくつも所在します。

 中世のまま時を止めてしまったような街並により、現在はベルギー屈指の観光都市となっています。
 ブリュージュ とは ブリッジ つまり橋の意です。街の中を流れる運河に50以上の橋があります。

 街の中は自動車は通行禁止で、馬車が走っています。歩行者より馬車が優先なので、注意が必要です。船に乗って運河を巡ると、更に素晴らしい光景が広がります。説明がフランス語で話していたかと思うと、突然訛りのある英語に変わるので、語学力が無い私にはなかなか聞き取れませんでした。
 この写真はデイバー通りから撮った物です。ブリュージュでもひときわ美しい眺めです。



 マルクト 広場
市の中心となる広場(グランプラス)。ギルド・ホールの偉容とその上にそびえる鐘楼が、かつての繁栄ぶりをしのばせます。東側の建物は、西フランドル州庁舎。パノラマ風の写真を載せました。



ノートルダム教会 のミケランジェロ作の「聖母子像」

13世紀から15世紀にかけて建てられ、高さ122メートルの塔が偉容を誇っています。内部には、マリー・ド・ブルゴーニュの墓や、「十字架上のキリスト」を描いたファン・アイクの絵、ミケランジェロ作の「聖母子像」など、秀作がそろっています。イタリア以外でミケランジェロを見ることは希です。



船から見た景色はまた格別です。


この街で一番優先の馬車が走り回ります。


2006年10月1日(日)23:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

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