Cat Schroedinger の 部屋
 
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囲碁ソフト

 最近のコンピューターの発展の速度は目覚しく、チェスでは、97年に当時の世界チャンピオンが、IBMが開発したチェス専用コンピューターに、1勝2敗3引き分けで敗れています。チェスでは一度取られた駒は、使えません。取った相手の駒をどこにでも打てる将棋は、チェスよりもはるかに複雑で、大変です。人工知能とゲーム情報学が専門の松原仁教授によれば「初手から終局までの可能な指し手は、チェスが10の120乗、将棋が10の220乗」だそうです。

 将棋では、森内俊之名人とソフト大会で全勝優勝した「YSS」(商品名・AI将棋)「人と電脳の最強対決」が公開の場で行われました。「角落ち」のハンディでしたが。森内名人がコンピューターに勝ちました。森内名人の終局後の感想は「序盤は弱いのに中盤から強くなる。こんな将棋を指す人間はいないと思った」。
コンピューター将棋は全て読みきるので、玉の詰みを見つける能力ではプロを上回るようになりました。昨年のソフト同士の大会で優勝した「AI将棋」には、将棋連盟からアマ四段の免状が授与されました。

 このほかにもプロとハンディ無しでの勝負でも、まだ勝てませんが、コンピューター将棋が良いところまで行くようになって来ました。10年後には名人とハンディ無しで、勝負できるくらいになるかもしれないそうです。

 囲碁ソフト世界戦、2005年10月30日に世界トップクラスのコンピューター囲碁プログラムが参加した「世界コンピューター囲碁大会岐阜チャレンジ2005」が29、30の両日、岐阜県大垣市で開かれ、北朝鮮の「KCC囲碁」(日本での商品名は「銀星囲碁」)が3連覇しました。しかしまだその実力はアマチュアの有段者ほどもないそうです。昨日の話のように、神の一手という言葉があるように、わからない部分が多いからだそうです。

 しかしコンピューターの計算は、碁盤を持っていて、相手が打つと自分の計算機の中で、いろいろ打ってみるのですから、言ってみれば打ち直ししているようなものです。打った形を見て判断して選べるのですから、いつかはコンピューターが勝つ様になるのでしょう。コンピューターの終盤は全て読みきりですから、絶対負けません。



2005年12月12日(月)23:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

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