Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 


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ブルートゥース

 車にFOMAの接続端子が着いていたのですが、スマートフォンになったので使えなくなりました。ナビと一体になっているセットを今回ブルートゥースにしました。

 接続が判らなくて、ゴチャゴチャやっている内に何とか接続が確立しました。(笑)

 これで車に乗ればスマートフォをポケットに入れたままで、何もしなくても自動的にハンズフリーとなります。超便利ですが、スマートフォの電池の減りが早いのが欠点です。



2011年5月31日(火)23:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 車の話 | 管理

運転上手な

 午後から老人ホームで会がありました。

 夕方から陶芸の師匠と飲んで、帰りは代行でした。

 先日と違って、今日の運転手は抜群の腕前でした。加速から減速に至るまで実になめらかで、コース取りも理想的でした。それなのに結構なスピードです。ほれぼれする腕前でした。

 
 最後の車庫入れも、助手が付かないうちにあっという間に真ん中に一発で完了。

 あまりの見事さに昔の仕事を聞くと、超大型トラックを運転していたそうです。車が大好きで、個人的にもいろいろやっていたそうです。

 納得

 



2011年5月30日(月)23:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | 仕事の話 | 管理

放射性物質はたとえ少量でも口にしない方が安全!

 放射線は出来るだけ浴びない方が良い。一方年間許容量が発表されています。

 この二つを見ても明らかに矛盾しています。長期的な影響という観点から見れば、年間許容量はそれほど信頼できる値ではありません。自然界から浴びている量だからというのが基になっています。確かに自然界の放射線の多い地区もあります。
 放射線は限界量など無くて、浴びた線量に比例して危険になっていくというのが、今までの医学常識でした。現在放射線をどれほど浴びれば将来影響があるかは、はっきりしていないのです。

 簡単なことですが、少なくとも年間許容量を浴びれば自然界から浴びている量の倍になるわけです。

 原発事故により福島県だけでなく、周りの県の野菜も放射線を浴びています。風評被害が取りざたされていますが、たぶん食品基準以下なら摂取して良いのでしょう。
 しかしほとんど放射線を含まない他県の物を摂取した方が無難と考えるのは、ごく自然なことです。少量とはいえ、あえて放射線を含む食品を取る必要は全くありません。
 さらに食品の放射線量ですが、セシウムだけなのか?ストロンチウム、プルトニュームなど本当にないのでしょうか?現在国は放射性物質の種類を、詳しく検査していません。

 一口に放射線といっても、体外被曝と体内被曝では全く違います。放射性物質の種類によっても違います。放射線を浴びる年齢は特に重要です。先日の校庭の許容量を見ても、とても信用できる数字ではありません。食べ物も全く信用できません。

 長期の影響は100人の中で1~2人の癌の発生が増える程度だとは思います。しかし政府の言っている、全く安全というのはそれほど根拠が有るとは思えません。



2011年5月29日(日)23:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理


 一日中雨です。明日も雨模様。
 遊びに行きたし、車は入院中。

 八方塞がりです。気も滅入ります。

 こんな日は読書でもしましょう。

 読書に疲れたら映画でも見ましょう。

 その次は音楽を聞きましょう。

 その次は何をしましょう。



2011年5月28日(土)23:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

面白い動画

 全くかみ合わない会話とか、メチャメチャなやりとり、合コンでの服装かぶりなどです。

 動画がリアルです。最後の踊りもなかなか素敵でした。

  http://www.youtube.com/watch?v=bjUm4nmdZ6c&feature=related

  http://www.youtube.com/watch?v=myTkjmbU_8c&feature=youtube_gdata_player

  http://www.youtube.com/watch?v=AMgGXRK2Clc&feature=related

 結構話題になっているようです。
 



2011年5月27日(金)23:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「まだらめ」は「でたらめ」

 「まだらめ」は「でたらめ」と国民新党・亀井静香代表が更迭を求めた。
 でたらめ委員長が修羅場であんなことを言っている。日本の危機を迎えたその場において、原子力安全委員会の責任者が、そういうことしか首相にアドバイスできない」

 素晴らしい~~~~~っ!! 語呂が良い!


 3月12日午前、内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は、格納容器内での水素発生の影響を懸念する首相に対し、こう助言した。ところが、水素は原子炉建屋内に漏れだしており、午後3時36分に水素爆発で建屋上部が吹き飛んだ。

 班目氏は後の国会答弁で「事実上ゼロという意味だ」と説明するが、当時の官邸は「専門家の意見として大変重く受け止め」(福山哲郎官房副長官)、首相は安全委や保安院に再臨界の可能性の検討を指示した。

 福島第一原発事故について政府が設定した校庭利用基準を検討する際、原子力安全委員会(班目(まだらめ)春樹委員長)が正式な委員会を開かず、校庭利用基準の年間20ミリシーベルト2時間弱で「差し支えない」とする助言をまとめ、国の原子力災害対策本部に回答していたことが分かった。

 放射性物質の拡散予測の発表を控えさせたのも、斑目です。 

 確かにこれらの経過を見ても、班目(まだらめ)春樹委員長はでたらめです。



2011年5月26日(木)01:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

Google Sky Map

 星座を説明できる、Android 携帯アプリです。GPSとリンクしており、携帯を空に掲げ、東西南北向けるとその位置の星座が表示されます。

 空を見て星座を覚えることも出来ます。

    https://market.android.com/details?id=com.google.android.stardroid



2011年5月25日(水)17:52 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

サーファー

 22日帰り道からちょっと遠回りして、サーファーを見に行きました。夕方なのでみんな帰り支度でした。

 雨もあがって少しだけ夕焼けでした。

 



 サーファーの家族でしょうか?

 良い感じの親子!



2011年5月24日(火)01:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

「RED」

「RED」

監督: ロベルト・シュヴェンケ

配役:
ブルース・ウィリス (Frank Moses)
モーガン・フリーマン (Joe Matheson)
ジョン・マルコヴィッチ (Marvin Boggs)
ヘレン・ミレン (Victoria)
カール・アーバン (William Cooper)
メアリー=ルイーズ・パーカー (Sarah Ross)
ブライアン・コックス (Ivan Simonov)

あらすじ:
 かつては名を馳せたCIAエージェントのフランクだが、今は引退し、田舎町でのんびり暮らしていた。そんな彼の唯一の楽しみは、用事を装い年金課の女性サラに電話をかけること。

 ある夜、フランクはコマンド部隊に襲われる。次はサラの身が危ないと感じたフランクはサラを連れ、かつての上司で今は老人介護施設で暮らすジョーを訪ねた。襲撃者たちはCIAと関わりあいがあることがわかり、フランクは引退したかつての仲間たちと反撃に出る。(goo映画より)

 タイトルの『RED』は、「Retired(引退した)」「Extremely(超)」「Dangerous(危険人物)」の略。

感想:
 荒唐無稽ですが、CIAの持つ裏側の世界を描いています。引退した凄い実力者という設定はなかなか痛快です。

 ロシア大使館で、当時のソ連スパイとの丁々発止のスパイ合戦を、懐かしく語る場面は大変面白く見られました。一昔前のスパイ映画はソ連のスパイが悪役、西側はヒーロースパイという単純な物でした。この映画ではお互い必死に技を仕掛け有っていた様子が懐かしく語られます。正義と悪と言う設定でなく、仕事のため相手を出し抜こうと必死に頑張っていたことが時代の変化を語っています。

 単なるアクション映画でなく、ユーモアーもあり、有る意味奥行きののある物になっていて面白い映画でした。



2011年5月23日(月)02:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

久々に轆轤を

 今日は知り合いから希望された物があって、久々に轆轤をひきました。

 土が硬かったので苦労しましたが、何とか注文された形の物を作りました。

 どんな風に焼けるかちょっと楽しみです。アマチュアなので、注文に応えるのは結構プレッシャーです。



2011年5月22日(日)23:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

お茶問題

 お茶の放射線量が問題になっています。「足柄茶」の放射線量が高いので、出荷の自主規制がかかっています。生産者側に立つ農林水産省と、消費者側に立つ厚生労働省で見解が対立しています。

 茶葉を飲用茶にすると、放射性セシウムは荒茶の状態の30分の1~45分の1程度になるとして「生茶葉、荒茶とも1キロあたり500ベクレルという基準値では整合性がない」と主張しています。

 取ったばかりの生茶葉と、乾燥した荒茶を比べると、乾燥して重さが五分の一になるためその分放射性物質が濃縮されるので厄介です。

 お茶の場合葉をそのまま食べるわけではないので、それほどでないのは理解できますが、これによってさらにお茶離れが進むと大変です。

 我が家の辺りではお茶の仕事に関連している人が多く、風評で売れ行きが悪くなる可能性があります。

 微量ですが静岡県でもセシウムは検出されています。

http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-340/cha-housyanoukekka_h23.html

 この程度なら問題はないのですが、隣の県で高いとなるとどうしても不利です。値段が下がっても補償されることもなく、困ったことです。



2011年5月21日(土)23:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

水を掛けただけ!

 暑くも寒くもなく、とても良い陽気でした。

 ニュースで見る限り、被災地の人たちの頑張りは目を見張る物があります。現場の人たちは、役所があまり厳しく規制をするのは止めて欲しいという意見です。

 現地の人たちの希望を聞いて、地方のことは地方に任せる方がきっと良い結果になるような気がします。

 たくましく思える現地の人たちの頑張りに、復興の希望が感じられ少し安堵した気がします。


 これに反し国が一番やらなければならない、原発の処理があまりにももたついています。こんな状態になっても東電に任せっきりです。

 依然としてかなりの量の放射性物質が、水に溶け出し垂れ流しの状態です。

 国が自衛隊出動させてでも、とにかく水をタンカーでも、仮容器にでもにでも送り込んで、取り除かないと仕事が進みません。

 硼酸、窒素は入れましたがその場しのぎで、やったことと言えば、水を掛けてただけというお粗末です。

 水を掛けたら、回収し冷やして戻さないと、ドンドン溜まることは初めから解っていたことです。東電は内部循環に拘っていましたが、案の定外部循環しかできない感じです。


 結構頑張ってやってはいるのでしょうが、やはり現政権ではだめな気がしてきました。
 一番だめな点は、責任を取る人がはっきりしないことです。結果を恐れて、決断が出来ません。良くても悪くても、とにかく出来る手は全部打たないと先が見えません。


 



2011年5月20日(金)23:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

十三人の刺客

十三人の刺客

監督: 三池崇史
出演: 役所広司, 山田孝之, 伊勢谷友介, 伊原剛志, 松方弘樹

あらすじ:
 将軍の腹違いの弟という立場に甘んじ、悪行の限りを尽くす明石藩主・松平斉韶(なりつぐ)。幕府の老中は、この暴君が国の要職に就く前にひそかに闇に葬るよう、御目付役・島田新左衛門に密命を下す。斉韶の凶行の数々を知った新左衛門は、命がけで大義を果たすことを決意。信頼が置けて腕の立つ刺客を集め、斉韶が参勤交代で江戸から明石へ帰国する道中を狙うことに。わずかな手勢で300人を超える軍勢を迎え討つため、新左衛門たちは落合宿を買収。大掛かりな罠を仕掛け、斉韶ら明石藩の一行を待ち受けるが…!?

感想:
 単なる娯楽映画です。藩主の非道を表現するにももう少し工夫が必要です。映像的に残酷なだけで、彼のそうなった信条などは一切描かれません。単なる精神異常者の様な描き方です。
 暗殺する方も全く無計画です。暗殺するという情報は筒抜け、人数もたったの13人、鎖帷子も、鎧も何も無しで戦いに臨むのは無謀です。暗殺なのに堂々と名乗りを上げるのもおかしい話です。暗殺の基本は油断させ説いて一気に目指す相手だけをが基本です。

 これに比べると、同じ暗殺でも桜田門外の変は実話ですから、説得力があります。真剣での戦いはでは、どんなに強い剣豪でも一度に4人を相手にすれば死を覚悟するのが普通でした。たった13人で200人とか、300人とか、不意打ちならともかく、堂々と名乗ってでは設定に無理があります。

 丁度先日訪れた赤穂は仇討ちが有名ですが、討ち入りの戦いは鎖帷子を着込み、吉良方一人に必ず3人で相手するよう作戦が立てられていました。もちろん実際には陣太鼓は敲いていません、火事だ~~といってあわてて出てきた者を弓矢で射たり、槍で仕留めています。だからワンサイドゲームだったのです。

 討ち入り後、吉良の要人たちの証言によれば、切りこんでも、兜をかぶっていたり、鎖帷子を着込んでいて歯が立たなかったと証言しています。

 この映画は企画に緻密さが全くない単なるアクション映画で、チャンバラが好きという方にはお勧めですが、個人的には嫌いな映画です。



2011年5月19日(木)13:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

乗換案内アプリ

乗換案内アプリ

 先日赤穂線に乗りました。「相生駅」から「播州赤穂駅」までは、1時間に2本くらいの電車が有るのですが、赤穂から備前の「里伊部駅」へは時間帯によっては1時間に1本になってしまいます。

 気ままな一人旅は時間に縛られないで、好きなだけ見ていることも可能なので楽ですが、車でないから電車の時刻には注意が必要です。
 東海道沿線は30分も待てば電車が来るので、それほど時間を気にしなくてもいいし、ちょっと駅当たりで待つのも嫌いではありません。さすがに1時間以上何もない駅で待つのは大変です。

 綿密に予定を立てておけば問題ないのでしょうが、気楽な旅だと携帯のアプリはとても便利でした。どのアプリも似たような物でしょうが。今回このアプリを使って大変重宝しました。無料ソフトです。有料のバージョンアップもあるようですが、無料の範囲で使っています。

 【Androidアプリ】乗換案内アプリといえばこれ1本!「乗換案内」

 http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/041/41280/

 以前から普通の携帯でもえるソフトもありました。よく旅行する人はもう使っているかもしれませんが、スマートフォンにはお勧めです。



2011年5月18日(水)14:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 仕事の話 | 管理

旅行記

 たった一泊二日の旅行でしたが、中身が濃い旅行でした。

 江戸時代が好きでいろいろ調べたりしていたので、閑谷学校、播州赤穂はとても行きたいところでした。

 陶芸が趣味なので、備前は重要です。

 今日は写真と文章をまとめました。急いで回ったので、どこにあったのか解らなくなり整理整頓しました。 まだ足が痛いし、大変疲れました。



2011年5月17日(火)23:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

播州赤穂2

 昨日歩きすぎて足が痛くて歩けません。
 赤穂城は今日の予定だったのですが、近いというので無理して歩いたのが祟りました。

 主君刃傷の事件は赤穂藩を混乱に陥れました。素直に城を明け渡すか、戦うか等様々な意見が飛び交いました。筆頭家老の大石内蔵助は見事にこの難題を解決します。城明け渡しの前夜、大手門から出てくる大石の姿は忠臣蔵の前半のハイライトです。
 
 そんなわけで夕刻のお城を見たくて無理をしました。(笑)

 歩けないので仕方なくタクシーをチャーターし、見て回りました。
浅野家の菩提寺「花岳寺」には浅野家、森家と共に47義士墓碑があります。泉岳寺が本物で、こちらは遺髪を納めています。



 大手門、本丸、赤穂市立歴史博物館を見て、大石神社拝観しました。ここから大石邸の跡も見られました。

 神社の前に中国製の47義士の石像が有りますが、あまり趣味に合いませんでした。

 神社の中は義士ゆかりの武具などもあり、大変参考になりました。

 



 大石邸の庭です。

 義士木造泰安殿には、昭和28年義士自刃満250年大祭を記念して、人間義士の像と赤穂城の一部復興が企画され、当時の帝室技芸員文化功労者山崎朝雲、芸術院会員平櫛田中、綿引弘、羽下修三などら当代超一流の木彫家49人が一人一体づつを彫り奉納されていました。 とてもリアルな木造でした。 



 時間が余ったので、坂越の町並みを見て旧坂越浦会所を訪問しました。坂越浦は江戸時代回船業の盛んな所でした。役所でもあったのですが、赤穂藩の茶屋としても使われ、二階は「観海楼」と呼ばれ、藩主もたびたび立ち寄り休憩や、宿泊していたそうです。

 建て増しした小さな部屋が藩主専用の部屋でした。藩主が宿泊した割には質素な作りでしたが二階からの眺めは素晴らしく、当時の城内での藩主の暮らし向きが分かる貴重な建物です。

 予定より早く終わったので、痛い足を引きずりながら早めに帰宅しました。

 播州赤穂の町はとても綺麗で、ゴミ一つ落ちていません。南に海、北に山を背負い温暖で、塩はとても有名で、禄高以上にとても裕福な藩でした。この城下の藩士が一夜にして禄を失い、ここを去る思いは如何ばかりだったかと、帰りの電車の中で思いを巡らしました。



2011年5月16日(月)20:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

播州赤穂

5月15日夕方播州赤穂に降り立ちました。
 駅に続くホテルにチェックインし、シャワーを浴びて町出ました。駅からまっすぐ南に向かうと、ほどなく息継ぎ井戸がありました。

 元禄14年(1701年)3月14日の浅野長矩の殿中刃傷の知らせを、未の刻(午後2時頃)、大学は書状を国家老・大石内蔵助にしたためて、早水 藤左衛門満尭(はやみ とうざえもんみつたか)と萱野三平重実(かやの さんぺいしげざね)を第1の急使として赤穂へ派遣しました。赤穂藩に報が伝わったのは3月19日卯の刻でした。
 
 当時普通の旅人なら17日、飛脚で8日かかるところを早駕籠で4日と9時間で走破しています。これは江戸時代最高記録で、その後も破られていません。

 この二人が赤穂に着いて、この井戸の水で一息次いで城内の大石内蔵助邸に入ったとされています。この井戸は自噴でなく、水道でした。赤穂は海が近く井戸が掘れません、そのため近くの千種川から取水し。備前焼の土管で城内くまなく給水したのでした。



 そのまままっすぐ南へ下ると、赤穂城の大手門に至ります。夕方なので。隅櫓に夕日が少し当たってとても綺麗でした。映画で何度も見た赤穂城を目の当たりにし、感激しました。


 少し東に逸れると大石内蔵助邸が有ります。現存しているのは大石邸長屋門だけです。瓦の紋が、例の太鼓の文様「右回り二つ巴」になっています。その裏手が大石神社です。神社はもう閉まっていたので、町に引き返しました。


 あいにく日曜日の夜なのでどの店も開いていなくて、「冑鮨」という寿司屋に入りました。鯛、カンパチ、イカを切って貰いお酒を少々飲んでいると、女将さんが話し好きで赤穂のことを色々話してくれました。口数の少ない御亭主が赤穂の名物の穴子を奨めてくれました。
 他の客が頼んだ折を包む包装紙がとても綺麗で誉めると壁に原画がありました。堀部安兵衛武庸(ほりべやすひょうえたけつね)とその妻堀部ほりの別れの絵だそうです。このとき安兵衛32歳、ほり27歳でした。ついでにマッチも沢山作ったけど、マッチは人気がないので持って行くようにと6個も貰いました。

 高田馬場の決闘において助太刀をしようとした中山安兵衛(のちの堀部武庸)は、たすきがないことに気づいて何か紐を捜そうとしたが、適当な紐がない。そこへ観衆の中からほりが出てきて、自分のしていたひじり綿のしごきを渡す。安兵衛はこれをたすきにして、村上兄弟と対決したという逸話がありますが。史実ではありません。でもこの助太刀で有名になり、ほりと結婚することになりました。

 寿司屋を出て店を探しましたが、何処も開いていないのでホテルに帰りました。歩きすぎて足が痛くなりました。明日は大丈夫かな?



2011年5月15日(日)23:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

備前焼

 焼き物が趣味なので、違った角度から見ると、驚きがありました。

 どの店も値段の付け方が、見事に統一されています。一番に作家のランク、作家の下に陶工というランクがあります。まあ見習い助手というランクです。二番目に焼け方です。窯変した「桟(さん)切り」が一番高く、電気でも焼ける火襷(ひだすき)が一番安くなっています。

 ガスでの焼成は出来ないので、原則として薪釜です。写真のような登り窯が至る所にあります。登り窯では窯変が沢山取れないので、穴窯も使用しているようです。

 昔は燃料と言えば薪でした。その後石炭になり、石油、ガスになり、電気になりました。陶芸の窯もそのまま変化してきました。
 今では薪による焼成が一番高くつきます。備前が高いのも、そのためです。

 あまりの見事さに、おそらく厳しい決め事が有るような気がしました。もっともそうしなければ、これだけの店が成り立っていけません。大手が安売りすればあっという間に小さな店は潰れてしまうでしょう。また有名でない作家は食べていけません。

 とはいえ赤松でしか焼けない備前の持つ不思議な魅力は、日本人の心に響きます。どんなに価格を保とうとしても、焼き物そのものに魅力がなければ成り立たないのです。

 焼き物は陶磁器といわれるように、土から作られる陶器(土物と呼ばれます)と、石から作られる磁器(石物と呼ばれます)に分けられます。

 備前焼や、信楽焼は、陶器と磁器の中間である、炻(せつ)器に分類されます。炻器とはストーンウエアーの訳です。
 
 釉薬を使わないで、そのまま焼くので、焼き締めとも言われます。実はそれほど温度に強くなくて、ゆっくり温度を上げていかないと早めに外が溶けて気泡(ぶく)が出来てしまいます。そのため数日から10日もかけてゆっくり焼いていきます。また焼き直しがききません。焼き損なっても何度でも焼ける信楽焼とはその辺りが大変違います。



 駅前の喫茶店でも、器は備前です。

 陶器店で山のようにある器を見ると、いささかげんなりしますが、こうやって使ってあるとやっぱりっ勢いがあります。



2011年5月15日(日)16:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

備前焼きの町「伊部(いんべ)」

 備前はそのまま焼き物の町でした。タクシーの運転手さんの同級生も焼き物作家であったり、窯元だったりだそうです。町中みんな知り合いのようです。

 百数十件の焼き物店が並ぶ町並みはそれは見事でした。どの店も備前焼一色です。大きなショップ、小さな個人商店、古い物を売る店、美術品といわれる人間国宝の作品を売る店などいろりろ有りますが、すべて備前焼一色でした。
 小さな町で焼き物以外何も無いという雰囲気でした。沢山見て回る内にだんだん飽きてきて、息苦しくなるくらいでした。(笑)



 どの店も備前ばかりで、見事に一色です。備前以外の焼き物は一切ありません。


 昔から有る形ですが、素晴らしい形の備前です。


2011年5月15日(日)14:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

「閑谷学校」その2

 岡山藩主「池田光政」には、ちょっとした面白い話があります。今NHKの大河ドラマ「江」の孫、「千姫」の娘「勝姫」がこの閑谷学校を作った「池田光政」と結婚しているのです。

 名君といわれた「池田光政」が、寺院を淘汰して神職請けへと切り替えたため、僧侶の還俗が進みました。
 その結果読み書きを教えていた寺子屋も教える人が居なくなりました。民衆はこれでは文盲が増えると大騒ぎになりました。そこで全領内に123カ所藩営の郷中手習所を作ったのです。

 この手習所もその後財政難のため十分な経費が出せず、だんだん衰退していきました。さらに「池田光政」が引退し、「綱正」の時一つを残して全廃してしまったのです。
 
 このとき唯一残ったのが、「閑谷学校」だったのです。その後「閑谷学校」は明治の廃藩置県まで存続しました。結構紆余曲折があったのです。

 全国的に農民は豊かになるにつれ、自分たちで先生を雇ったりして自分の子供に読み書きを教えるようになっていきました。
 農業書の発達、税金の取り立て、役所からの通達など字を読めることはとても大事になっていきます。さらに次男坊以下は町へ奉公に行くに有利なよう、読み書きは重要でした。

 その結果幕末に来日した外国人たちな皆こぞって日本の国民の識字率の高さに驚いています。


 閑谷学校からタクシーで、そのまま備前焼の里「伊部(いんべ)」に行きました。



2011年5月15日(日)14:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理


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