Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



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ヒカルの碁(その2)

 将棋の世界では、昔の人も含め最強と言えば、たぶん羽生という人は多いでしょうし、実際将棋の世界は、昔の将棋指しは、たぶん現代の研究された将棋指しには敵わないと言われています。所が囲碁の世界では、現代の棋士から見ても「本因坊秀策」と言う人は多いのです。

 オリンピックの記録に見られるように、記録はどんどん上がっていきます。良い例が水泳の記録です。100メートル自由形は1分を始めて切ったのがワイズミュラーという選手で、優勝し後にターザンの映画の主役になりました。今では100メートル自由形1分では県代表にもなれません。歴代最速のスイマーと言うのは、ここ2~3年以内の優勝者なのです。記録とはそんなものです。

 囲碁と言うものはそれほど極めるのが難しく、訓練だけで強くなれない部分があるようです。この漫画の中で、「神の一手」と言う言葉が何度も出てきます。つまり読むことが出来ない手です。囲碁はその部分をいくら読んでも、全体としては読みきれない性質があります。チェスはもうかなり前に、マスターがコンピューターに負けるようになりました。難しいと言われていた、将棋もそろそろコンピューターが追いつきつつあります。所が囲碁はまだまだです。

 コンピューターの読みは、全ての手を読みきるので絶対間違えません。所が序盤の布石などは感覚が大事でどうにも読みきれません。部分的な攻め合いもその所で勝てば良いという物ではありません。低段者同士の勝負でも、部分的に攻め合いに負けても、と言うか捨てて打った方が良い場合がいくらでもあります。これを突き詰めていくと、もちろん名人上手の領域の話ですが、読みきれない絶対の一手、つまり「神の一手」となるわけです。



2005年12月11日(日)23:07 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

ヒカルの碁(その1)

 テレビをつけたら、ヒカルの碁のアニメをやっていました。ついつい観ているうちに、以前読んだのですが、アニメで放映された所の続きを読みたくなり、本を2~3冊出してきて読み始めました。ついつい面白くなり3~4冊ずつ出してきて読んでいるうちに、とうとう全部読んでしまいました。

 改めて読んでみると、第一巻に全ての面白さが凝縮されています。「新藤ヒカル」と言う少年に取り付いた、平安時代の「藤原佐為」の霊、この霊は以前江戸時代の天才棋士「本因坊秀策」に取り付いたのでした。「本因坊秀策」は囲碁の世界では歴代の棋士の中でおそらく最強と言われる実在の人物です。

 物語は全く経験の無い「新藤ヒカル」が、ふと求道的な天才少年「塔矢アキラ」と対戦し、全くの素人ながら、「藤原佐為」の霊が取り付いているので、「塔矢アキラ」は屈辱的な負け方をします。「塔矢アキラ」は小さい頃から英才教育を受け、天才と騒がれていたのに、全くの素人に、子供あしらいの負け方をするのです。負けたアキラは大変なショックを受け、さらに「神の一手」を見たように思うのでした。思えば罪なことをしたものです。



2005年12月10日(土)23:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

歯医者さん

 今日外国製のグミを食べていました。あっと思ったら、右奥のインレーが取れてしまいました。早速歯医者を予約して、夜散治療してもらいました。

 もう20年以上何もしていなかった歯でしたが、ごく軽度のカリエスがあっただけで、ごく少し削って、インレーを戻し終了でした。ついでに歯石を少し取ってもらいました。

 もともと歯は悪い方ではないので、歯医者にはめったに行きません。だから一寸削るといっても、ものすごく怖いのです。

 治療が終わって外に出ると、すっかり夜も更けて、空が澄み切っていました。クリスマスの飾りも町にあふれて、師走の夜の雰囲気でした。



2005年12月9日(金)23:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

設計

 今日は一日中仕事
 ホームの設計などなどで忙しい~~~~

 最近設計の問題が起こっていて、設計事務所も戦々恐々・・・ああいった事件は、今後どうやって防ぐようにするのでしょうかね~

 ごまかそうとすればいくらでも出来そう。しっかりした建物かどうかは、普通の人には全く知りようが無いから始末が悪い。



2005年12月8日(木)23:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 仕事の話 | 管理

半年振りに

 夕べ静岡の帰り、半年振りにみかんのタクシーに乗りました。メッセや、ブログで知っているので、半年振りにもかかわらず、打ち解けて会話しながら乗車できました。

 結構沢山飲んでましたが、安心していた所為か、途中戻す事も無く、無事帰宅(笑)

 知り合いのタクシーを、好きな時間に呼び出して、帰宅などと言うのは良いね~~浜松からは時々乗るので、浜松にも知り合いの運転手さんが出来たらいなと思いました。

 お抱え運転手などと言うのは、もっと良いのでしょうね~~でも夜中まで待たせておくなんて、非人道的だから感心できないけど



2005年12月7日(水)03:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

ふぐ料理

 今日はふぐ料理を食べました。
何でも50年以上続いている店だそうで、河豚さしを一口食べてビックリ。
 ムムムム・・・・こっここれは・・・・凄過ぎる・・・・素晴らしい味でした。

 お店の人に話を伺ったら、店長でもある板さんは、河豚オタクだそうで、予約から割り出して締める時間を決めてるそうで、夜中にやっているそうです。さらに締め方も脳の神経組織までどうのこうの・・・・それをさらに冷蔵と言うか冷氷してどうとか・・・ものすごい手がかかっているのだそうです。

 ものすごく誉めました。お店の人が紅葉卸のぽんずも自慢らしくて、「いかがでしょうか?」と聞いたけど、変に関西風で、私は甘味がどうも好きになれません。

 とにかく刺身自体が素晴らしく、感動!!!さすが50年の老舗



 にこごりみたいなものも、力があって絶品でした。

 鍋も良かったのですが、人手が足りなくて、自分たちで適当にやってたら、煮過ぎちゃって・・・



2005年12月6日(火)23:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

ロゼッタ

ロゼッタ
 1999年  仏=ベルギー合作
 出演: エミリー・ドゥケンヌ, その他
 監督: ジャン=ピエール・ダルデンヌ, リュック=ピエール・ダルデンヌ

あらすじ
 キャンプ場のトレーラーハウスで酒浸りの母親と暮らす毎日。そこから抜け出すためには、まず働かなくてはいけないロゼッタは、突然向上を首になります。ロゼッタは必死に抵抗しました。しかし懇願してみても、暴れてロッカーに閉じこもってみても、やはり仕事を取り戻すことはできませんでした。怒りと絶望をはっきりと表情に刻みながらも、ロゼッタは涙を見せません。新しい仕事を見つけるために、大きく息をつくと、怒ったような早足で歩き始めるのでした。

 仕事を手に入れるため、やっと出来た友人を裏切って、密告し仕事を手に入れます。その後の絶望感の後、友情と言うか、愛に目覚めたところで、ドラマは終わります。

感想
 目が回るほどの、接写の連続、音楽が一切無く、足音や息使い、ロゼッタを中心と言うか、ロゼッタ一人中心の映像。台詞も非常に少なく、生活が説明も無く流れます。

 ロゼッタはどんな状況でも涙を流しません、仕事を得るために、とにかくがむしゃらに挑んでいきます。プライドがあって、生活保護は受けたくないのです。キャンプ場のトレーラーハウスに住んでいることも嫌なのです。自分だけの専用の入り口を作っています。そこで外用の靴から、キャンプ場用の長靴に履き替えます。このシーンが何度も、何度も現れます。

 空瓶でつくった仕掛けで魚を釣ったり、おでこでゆで卵を割って食べたりするほほえましい様子、厳しい生活の中にも楽しみを見いだす姿は、観ていていたたまれないほどです。実に写実的です。現実感があります。観ていると、何時の間にやら彼女にエールを送っています。
 
 友達が出来て喜ぶロゼッタ、所が自分の仕事が無くなり、せっかくのこの友達を裏切り、職を得ます。所が、友達を裏切った罪悪感と、アルコールに浸りきった母親の姿を見て絶望感にさいなまされ、自殺しようとしますが、プロパンガスはガス欠。そこに裏切ったにも拘らず、友人のリケが来て、ロゼッタは初めて涙を流しました。その顔には愛とか友情の大事さに気づき、希望の顔が読み取れるのでした。

 ヨーロッパでは就職が本当に大変なのです。町には仕事の無い若者が昼間からごろごろしています。反面生活保護や、失業手当は結構充実しています。当然働くものに対する税金も馬鹿高いのです。この映画の後、町で仕事の無い若い女性をロゼッタと呼ぶようになったそうです。
 
 撮影の手法、社会問題をドキュメンタリーのような、新たな手法で描いたこと、新鮮で写実的で素晴らしい映画でした。



2005年12月5日(月)21:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

寒い~~

 今日はうんと寒くて、出かけようと思ったが東名も工事中だし、一日中家にいました。

 なんでも鑑定団、囲碁、早稲田の圧倒的勝利のラグビー・・・テレビばかり観てました。

 夜中、シャンソン歌手の「エディトピアフ物語」を観ました。歌に生き、死期が近づいても歌い続けた人生でした。ふと美空ひばりの人生に似ていると思いました。



2005年12月4日(日)23:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

「Mr. & Mrs.スミス」

「Mr. & Mrs.スミス」‘05 米 

いち早く観ました。

あらすじ
 灼熱の国で運命的な出会いの後、電撃結婚をし、Mr.&Mrs.スミス(スミス夫妻)となった二人。しかしお互い明かせない、重大な秘密を持っていたのでした。
 
 実は二人とも、凄腕の暗殺者でした。直感的に無計画な殺し屋のMr.スミス(ブラッド・ピット)に対して、緻密な計画と周到な準備をするMrs.スミス(アンジェリーナ・ジョリー)二人は違う組織に所属していました。

 お互い相手に知られぬように、用心深く仕事をしていました。ある日それぞれの組織から出た指令が、同一人物を、同一の場所で暗殺すると言うものでした。とうとうお互いに相手の正体を見抜きます。ここから戦いになります。

 ここからはネタばれになるので書けませんが、二人は両方の組織からも狙われるようになり、大きな戦いになっていきます。

感想
 なんと言ってもブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、この二人の魅力に尽きる映画です。二人の息のあった演技が素晴らしく、お互い秘密を持っている、どこと無くぎこちない夫婦生活。そして夫婦喧嘩の続きのような死闘は、リアルなのに、面白いコメディーになっています。愛し合っているのにお互い強情で、本気で殺し合います。

 とにかく面白い話でした。最後のどんでん返しの話は、やや無理があります。そんなにしなくても、お互い自分の組織の中で解決できるはずなのに、手が込みすぎです。(笑)まあそれでも面白いから合格!娯楽映画としては最高の出来です!
 
 あっという間に2時間が過ぎました。



2005年12月3日(土)22:33 | トラックバック(3) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

数学者の美学

 大学で数学を教えている方と、話す機会がありました。

 早速先日の「博士の愛した数式」の話をしました。フェルマーの最終定理が解けたせいで、数学者の多くの方が、職と言うか、飯の種を無くされたそうです。端的に言うと、ああでもないとか、こうでもないとか、論議する必要が無くなったからだそうです。夢が無くなって、淋しいのだそうです。
 
 その方もやっぱり数式は、美しくないといけないと言っていられました。「確かに美しい数式もありますが、シュレジンがー方程式のように・・・」と反論したら、「あれは物理です。純数学ではありません!」と言われました。さらに「見方によってはあれも美しい式かもしれない。」「何の役にも立たない数式を解くのですから、美しいものしか、挑戦しません。」 「何よりお金がかかりません。紙と鉛筆だけです!」

 愉快な先生で、面白い話しが一杯聞けました。



2005年12月2日(金)23:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

 映画観ました。あらすじは、もういろんな所で紹介されていますので、感想だけを・・・

 さすがに4作目となると、今までの話しや、セットと矛盾しないような配慮が目立ちました。
 
 ご存知のように学校対抗の試合がメインの話になっています。途中ダンスパーティーに誰を誘うかと言う所は、アメリカのハイスクール生活そのものです。話のテンポも良くて、退屈しません。画面はとても迫力があり、とても面白く観られました。



2005年12月1日(木)23:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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