2030年の世界地図帳 |
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| 「2030年の世界地図帳」
落合陽一(著)
内容: 2030年の世界を見通すSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)。これから2030年までに何が起こるのだろう。
未来を予測するためのデータには、様々なものがありますが、ひとついえるのは、これからの社会は今までとは全く違ったルールによって営まれるということ。 現在の世界はどうなっているのか、これから世界はどこに向かっていくのか。
SDGsの枠組みを借りながら、世界の問題点を掘り下げると同時に、今起こりつつある変化について語ります。
GAFAMによる世界支配を推進するアメリカ、一帯一路で経済圏を拡大しようとする中国、SDGsやパリ協定を通じてイニシアチブを発揮しようとするヨーロッパ、未開拓の市場で独自のイノベーションを生み出すサードウェーブ(インド・アフリカ)。
多様化する世界を紐解けば、それぞれの地域に独自の戦略が根づいていることが見えてきます。ニュースをひとつとってみても、まったく違う視点で世界をとらえられるようになるはずです。
感想: それほど難しい話ではなく、分かりやすい展開ですが、言われてい見ると何となく感じていたことがはっきりします。
富の半分を2%の人が握っているとか、貧富の差はますます広がっているとか、もう資本主義だけでは行き詰っている感があります。
何年たっても開発途上国は、先進国に追いつけない矛盾。先進国は特許を盾に、いつまでたっても追いつけないようにしているとしか思えない現実。
独創的な意見ではなく、現在の情勢から将来を見通した感じです。
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2019年12月3日(火)23:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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