「忠臣蔵」の決算書 (新潮新書) |
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| 「忠臣蔵」の決算書
著者:山本博文
大石蔵助は几帳面な人で、吉良邸討ち入りまでの費用を詳細に記していました。この資料は忠臣蔵をに詳しい人は良く知っていることです。
この資料は討ち入り直前に浅野内匠頭長矩の正室瑶泉院に提出したものです。軍資金の七百両の半分は瑶泉院の「化粧料」いわば持参金でした。
これと藩財政の余り金でした。ですから詳細に記録して瑶泉院に提出したと言えます。
感想:忠臣蔵に詳しい人には既知のことですが、一級資料を中心に話が展開されていて、信頼できる本でした。
忠臣蔵はとても沢山の資料が残っていますが、後世に書かれたものや、勘違いの資料も多くこの本ではとても丁寧に書かれています。
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2019年10月18日(金)19:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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