伊能忠敬 |
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| NHKの「ヒストリア」で日本地図に捧げた情熱を観ました。
伊能忠敬よく知られている事なのですが、仲間が忠敬が亡くなったことを完成時まで秘して、彼の功績を保とうとしたことに、日本的ではありますが感動しました。
番組では詳しくは紹介されませんでしたが、この地図はその後長崎オランダ商館の医師シーボルトが伊能図を持ち出す事件、いわゆる「シーボルト事件」があります。 持ち出された地図は、刊行され、当時のヨーロッパでは日本の技術に驚嘆しました。
幕末イギリス海軍が幕府の勧告を無視して測量をしようとしたとき、幕府役人が所有していた伊能小図を見てあまりの正確さに驚き、幕府から写しを貰うことで測量を中止しました。
当時イギリスの測量技術は世界一でしたが、伊能小図の正確さには及ばず、自分たちの地図を修正しています。
これは小図でした。もし原本の大図であったらさらに驚愕したのではと思います。
明治になっても、日本の地図はこれが元になりました。この時初めて20万分の1の地図に、大図が使われました。
忠敬は非常に厳格でかなり変わった人でもありました。もっとも普通の人では、このような大事業を完成させられません。
有る意味狂気と言えるほどの情熱に驚かされました。
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2018年6月7日(木)23:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画 ドラマ TV | 管理
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