Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



2018年5月2日を表示

スペイン旅行記 5月2日 グラナダでフラメンコ

 コルドバから3時間ほどでグラナダに着きました。夕食を終えると今夜はフラメンコショーです。

 昔ギター演奏のアルバイトをしていた先輩の関係で、新宿の「エルフラメンコ」にも行ったことがあります。2016年夏に49年間の長い歴史に幕を閉じたフラメンコの聖地「エルフラメンコ」は再開されたようです。歌、ギター、踊りは練習すれば出来るようになるけれど、パルマだけは子供の頃からやっていないと習得するのは難しいと聞きました。

 フラメンコの本場、アンダルシアでのフラメンコは随分楽しみにしていました。ビデオなどに残っていますが、古くは歌カンテ (Cante)だけの物で、拳で机を叩いたり、手拍子パルマ (Palma)だけの物もありました。

 それに踊りバイレ (Baile)が加わり、床を踏み鳴らすサパテアードが初期のフラメンコでした。19世紀にはギターが加わり段々とショーになって行きました。

 今でも古典的なフラメンコショーはカスタネットは使わないで、パルマ (Palma)です

 今日行ったフラメンコ劇場は、古典的な形を守っていて、表から見ると普通の家ですが、劇場は穴蔵で幅4mほどの細長い作りです。客は左右に一列に椅子を並べ、演者は同じ床の真ん中で踊ります。天井には鍋、フライパンなどがつり下げられています。



 入場を待つ間に踊り子さんを見かけ、カメラを向けたらポーズを取ってくれました。


 ショートはいえどんどん乗ってくるので、激しく踊ると踊り子さんの汗が飛んできます。

 本場で見たこともあり、現代的になっていないフラメンコに感動しました。

 



 ショーの賑わいの後の暗い街角で、スマホを見ている現地の若者を見かけ、写真を撮りました。

 何となく格好良かった。



 山の向かいにアランブラ宮殿がライトアップされていて、写真スポットになっています。

 アランブラ宮殿は赤い城という意味で、このスポットから夕日に映える景色が最高とされています。



 セビージャ、コルドバ、グラナダと長い一日でした。



2018年5月2日(水)22:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

スペイン旅行記 5月2日 コルドバ その2

 さて昼食を終えたら今日のメインのメスキータです。

 メスキータとはイスラム語でイスラム寺院のことです。このことからもレコンキスタ後も、イスラム教徒とキリスト教徒が必ずしも敵対していなかったことが解ります。

 イスラム寺院を破壊することなく、キリスト教の教会に作り替えた物です。しかも元の美しさを保とうとかなり努力したようです。城壁もイスラムの様式を保っているようです。



 縞模様のアーチは独特の物です。随分増築されて大きくしたため、床が少しずつ段違いになっていました。


 イスラム教のサラート(礼拝)の礼拝室をそのまま生かし、キリスト教の部屋にしていますが、装飾の凄さに驚かされます。

 流石にこれだけの物だと、壊す気にはなれなかったのでしょう。



 スペイン独自の、横向きのパイプオルガンです。


 祭壇もギンギンギラギラです。普通の教会のように十字架の作りにはなっていないので、いろいろ工夫されています。


2018年5月2日(水)14:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

スペイン旅行記 5月2日 コルドバ その1

 セビージャから2時間ほどバスに乗りコルドバに着きました。

 入り口にはコルドバの街の中を流れるグアダルキビル川に架かる紀元1世紀に作られたローマ橋が有ります。ただ何度も修理改修されているようです。20世紀半ばまでこの橋しかなかったそうです。



 橋を渡った所にブエニラ門が有ります。16世紀にルネッサンス様式に改宗され、凱旋門のようになっています。
 対岸に建つカラオーラの塔は、イスラム時代に建造された要塞です。こちらは装飾が殆ど無いイスラム様式の建物です。



 旧ユダヤ人街の「花の小径」はとくに何も歴史的な意味は無いのに人気スポットになっている所です。ただ奥の広場の一点から小径を見ると、メスキータの塔が真ん中に見え写真写りが良いのです。

 残念なことに狭くて人が多く、上手く撮れませんでした。



 昼食はパテイオみたいな感じの、おしゃれなお店でした。真ん中に本物の井戸がありました。


 食事をしていると、ギター一本で弾き語りをしている流しが登場。添乗員の方はチップ要らないなら歌っても良いとの事で歌い始めました。

 とても良い声で感動したので、古い曲で1952年に世界中でヒットした「バヤ・コン・ディオンス」(Vaya Con Dios は分かれの言葉で、神の御加護が有りますように!)をリクエストしました。
 
 美しい曲だと答えながら、見事な歌を披露しました。

 嬉しくてチップをと思ったら10ユーロ紙幣しか無く、添乗員さんの言葉もあったので一瞬逡巡したら、同席の方が5ユーロ札を出され、半分ずつにとアシストされ、二人で合計10ユーロ渡しました。言葉は通じなくても、音楽では共感でき感激。

 旅の楽しい思い出と成りました。



2018年5月2日(水)13:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

スペイン旅行記 5月2日 セビージャ

 旅行4日目ともなると疲れが出てきました。今日はセビージャとコルドバです。

 セビージャのスペイン広場に行きました。世界中にスペイン広場は沢山ありますが、ここが本家です。1929年イベロ・アメリカ博覧会の会場として作られた物で新しい物です。



 中央の建物から半円形に回廊が続き、両端には高い塔が立っています。イスラムとキリスト教の混合したムデハル様式の建物です。回廊の下にはスペインの各県のタイル画が有ります。


 朝日に輝いて、とても美しく見えました。


 車窓からカルメンの舞台となったタバコ工場を見ましたが、オペラでは薄汚い工場の描写なのに、あまりにも立派なので驚きました。実は現在はセビリア大学となっているのだそうです。



 セビージャの一番はカセドラル大聖堂です。スペイン一の大きさです。

 大本山であるローマのサンピエトロ大聖堂、ロンドンのセントポール寺院に次ぐ3番目の大きさだそうです。

 イスラム寺院であった物を13世紀レコンキスタ後作り替えられました。ヒラルダの塔は94m あり街のランドマークになっています。



 もちろん中は凄い作りとなっていました。教会ばかり見て回るので、段々感動が少なくなってきました。

 レコンキスタは統治が変わり、宗教が変わりましたが、住民はイスラムの人達もそのまま住んでいました。

 建築もイスラムの影響を受け、キリスト教的な建物にイスラムの影響が多くあります。これがムデハル様式です。

 他の国に比べイスラムの装飾、それに対抗するかのようなイスラムでは禁止されている人物の彫刻像が有ります。どうしても装飾過多に成っている感じです。



2018年5月2日(水)09:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理


(1/1ページ)