Cat Schroedinger の 部屋
 
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父と暮せば

 2004年の作品で、HULUで観ました。友人から良い映画だと聞いていましたが、その通りでした。

 井上ひさしの同名戯曲を映画化した物で、登場人物が極端に少なく、二人芝居です。

配役:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信

あらすじ:
 広島に落とされた原爆で唯一生き残った美津江(宮沢りえ)の前に、亡くなった父(原田芳雄)が現れます。

 美津江は自分だけ助かった事に対する罪悪感があり、恋愛に積極的になれません。亡くなった父は、そんな美津江を応援するために現れたのでした。

感想:
 重い題材ですが、見事にどちらかというとユーモアーを交えて演出されています。

 二人の演技が素晴らしく、広島弁も良い感じでした。自分だけ生き残った、いわゆるサバイバーズ・ギルト(Survivor's guilt)はよくある症状です。

 サバイバー症候群に対しては、PTSDの一種のような心理的な治療が必要です。丁度父の亡霊がその役割を果たしているかのようでした。

 
  
 



2017年1月23日(月)22:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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