夕されば |
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| 「夕さればもの思ひ益る 見し人の 言問う姿面影にして」
笠女郎(かさのいらつめ) 読み方: ゆうさればものおもいまさる みしひとの こととうすがたおもかげにして
訳: 夕方になると思いが増してきます。 以前会った貴方が言葉をかけてきた姿が面影に現れます。
万葉集の笠女郎の、大伴家持(おおとものやかもち)に対する恋の歌です。この「夕されば物思い・・」の一節は女性歌人には共感を呼び後の時代までよく使われています。
現代でも夕方になると女性は物思いに更けがちです。男性は夕されば赤提灯が恋しくなる人が多いようです。
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2016年9月22日(木)23:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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