火襷(ひだすき) |
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| 備前、信楽など焼締めの陶器は、無釉なので焼成中にくっつくことが少なく重ねて焼成します。
灰などが掛かってくっつくことを防ぐため、藁でくるんだりしました。重なったところは灰もかぶらないのし還元気味になるので白くなり、藁の跡が赤く付きます。
この赤い模様を火襷と言います。備前では普通は薪の窯で焼成しますが、単純な火襷は電気窯で焼成できます。備前では窯で焼成した火襷は高価で、電気窯で焼成した火襷は比較的安価でした。
これは以前信楽の土で作った物ですが、皿に藁を敷いてその上に他の物を載せて焼きました。物を載せたところには灰が掛からず白くなり、赤く藁の模様がでています。
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2016年10月27日(木)23:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理
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