Cat Schroedinger の 部屋
 
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2015年7月4日を表示

ギリシャがユーロ圏離脱後に繁栄したら

 「ギリシャが2年ほどで立ち直って、通貨安をてこに経済を成長させたらどうなるか?」と言うニュースがありました。

 エコノミストらはギリシャがユーロ圏を離脱してデフォルト(債務不履行)すれば金融市場からますます見放され経済恐慌と破産、失業、社会不安が待っていると警告している。

 ギリシャの痛みを見てスペインやポルトガルは恐れをなし、ユーロ圏にとどまるためドイツ風の緊縮と経済改革にますます励む、というのが常識的な見方だ。

 もしギリシャが成長したら、苦しい国はどんどんユーロ圏から出ていくと言い出すでしょう。

 元々ユーロの仕組みは経済を共通にしていない矛盾を抱えているので、当然の結末です。

 しかし、ドラクマが安くなってはいくら稼いでも、通貨安では輸入品が高くてやっぱり苦しい結果となりそうです。

 何よりも、経済のファンダメンタルが弱くては、観光業は栄えるけれど、さほど上手く行くとは思えません。さらに膨大な借金を踏み倒せばともかく、そんなに簡単に返せる額でもありません。

 けれどギリシャは観光業も大きな財源です。小さい国だから、借金を返せないと言い張って、減額して貰えれば、ひょっとすると上手く行くかもしれません。

 もちろんギリシャが上手く行くことは、ドイツなどは警戒するので、借金を減額することはあり得ないし、繁栄しないようにすることさえしかねません。

 ヨーロッパの諸国は国を接していて、長年外交の技術に長けています。どちらも海千山千の強者です。

 大変なことでは在りますが、ちょっと面白い所もあります。

 
 



2015年7月4日(土)00:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理


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