Cat Schroedinger の 部屋
 
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2014年8月1日を表示

予想通り

 内閣府が13日発表する2014年4─6月期実質国内総生産(GDP)1次速報の予測中央値は前期比マイナス1.8%、年率マイナス7.1%となりました。

 国は徐々に持ち直しているとかとんちんかんな予想を出していましたが、調査機関の間では、4─6月は「想定外」の落ち込みになるとの見方がほとんどです。この結果はもうかなり前から予想できました。

 個人消費の落ち込みの一部には、実質所得減による下押しが影響しています。当たり前ですが、消費財をアップして減税しなければ所得は減ります。景気が良くなれば給与は上がると言われますが、人を沢山使う企業は今や外国へ行っています。

 日銀のインフレターゲットは見事に結果を出しました。しかし消費税率アップは以前は同時に現在があったし、景気も良かった。今回は何ら減税を伴わなかったし、円安になっただけで輸出に有利になったけれど、個人の所得はむしろ下がったと感じさせました。

 消費税アップは駆け込み需要は作ったけれど、その後の回復は依然として悪いままです。かってのような輸出力もない現在、すぐに回復する材料がありません。大企業や、都市部では回復も早いのでしょうが、地方の中小企業は先が見えません。

 さらに消費税をアップする前に、行政改革なり、農業改革なりの規制緩和をしないと、本当の景気は良くなりそうもありません。そもそも消費財増税で集めたお金を、一時的にせよ公共投資に使うのでは、何のための増税かです。



2014年8月1日(金)22:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理


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