Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



2014年4月29日を表示

Lillo

 アントワープから車で20分ほどの所にある「Lillo」という村が良いと言われたので、行ってみました。

 ベルギーでも有名ではないようです。周りは工業地帯で、おまけにすぐ側に原子力発電所が有ります。

 なのにここだけは保存地区のように昔の姿そのものでした。



 昔は小さな漁港だったのでしょう。今はヨットハーバーになっています。


 緑豊かで小さな村のカフェレストランです。


2014年4月29日(火)17:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

アントワープ2

 アントワープの旧市街はなんと言ってもノートルダム大聖堂です。

 ルーベンスの描いた「キリストの昇架」「キリストの降架」「聖母被昇天」は「フランダースの犬」で有名です。



 「キリスト降架」です。

 光線の加減で絵が見にくいのですが、まさしく月光が差し込んだときもこのようになっていたかもしれません。

「フランダースの犬」ネロ少年と愛犬パトリッシュが亡くなった場所がこの教会です。

 絵の天分があったネロ少年は、ノートルダム大聖堂に架かっているルーベンスの「キリスト降架」の聖壇画が見たかったのです。

 しかし、この聖壇画にはふだん覆いがかけられていて、お金を払わないかぎり見せてもらえなかったのです。

 その時、神の意思であるかのように月光が差し込みました。すでに覆いは外れ、絵が鮮やかにあらわれました。キリストが十字架から下ろされようとしている絵です。

少年は叫びました。「おお、神様、十分です。」と言って亡くなるのでした。

 ベルギーではこの話は有名でもありませんし、みんなが嫌いな話のようです。可哀想な少年を誰も助けなかったのだし、死んでしまう話でもあるので嫌な話ととらえられています。

 TOYOTAがネロ少年と愛犬パトリッシュの絵を描いた石版を寄付しています。嫌な話でも大変観光資源なので、どけられないとか聞きました。(笑)

 



 大聖堂の裏側に、グローテマルクト広場があります。この中心にブラボーの像が付いた噴水があります。

 ブラボーという名前の兵士が、悪さをしていた巨人の腕(ant)を切り落とし、投げ捨てた(werpen)逸話から、
アントワープ(antwerpen)になりました。



2014年4月29日(火)15:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

アントワープ1

 今日はアントワープに行きました。ベルギーは東京都くらいの小さな国ですが、オランダ語を使うフラマンと、フランス語を使うワロンに分かれています。

 民族的にもゲルマンとラテンで、体型から性格も非常に違っています。やはりゲルマンは勤勉で、ラテンは容姿も華奢で、美人が多く芸術性に優れています。

 フラマンに比べワロンは貧しい人が多く、両者とても仲が良くありません。簡単に言うとフラマンが働き、ワロンは失業手当や、生活保護を受ける人が多いのです。

 経済の中心でベルギーダイヤモンドで有名なここアントワープは、ブリュッセルから45㎞ほどの所ですが、
ベルギーきっての豊かな都市です。ここではフランス語を使うと、少し意地悪されるとさえ言われているほどフラマンの中心です。
 

 駅に降り立ちその美しさに驚かされます。

 



 まるで宮殿のような美しさです。圧倒されます。


 駅の近くの有名なチョコレート店「DelRey」に入りました。


 店内もとても綺麗でした。客筋もとてもお金持ち風の人ばかりでした。


 一番ビックリなのが、駅を降りたら隣が動物園なのです。

 大きな街なのに駅の隣では、あまりにも唐突という感じです。さらに問題になっているのが、パンダ事件です。ベルギーにパンダが送られたのですが、この動物園でなく、ワロン系の街にパンダが置かれ大変な物議を醸し出しました。もちろん決めたのがワロン系の議員だったのは言うまでもありません。(笑)



2014年4月29日(火)12:55 | トラックバック(0) | コメント(2) | 気紛れ写真 | 管理


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