Cat Schroedinger の 部屋
 
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2014年11月4日を表示

「すき家」で働いている方に話を聞きました。

「アルバイト」の勤務形態について、様々な問題がありました。要約すると、会社とアルバイトとの関係は労働契約関係ではなく、請負契約に類似する業務委託契約である」と主張していました。

 責任上アルバイトなのに、シフトに穴が開かないように頑張ったりしているのは事実上は社員と同じです。以上のことが争いの原因です。

 今日聞いた話では、アルバイトも奴隷ではないので、アルバイトとしての権利を主張すれば、シフトに穴が開こうが出たくないと言い張れば可能のようです。結局誰からそこを穴埋めするのでしょうが、誰もやらないと言えば店を閉めることになります。

 問題が起こった店では責任から無理に穴埋めしたから長時間労働になったようです。誰かが辞めると更にきつくなり、その穴埋めをしなくてはならなくなるから更にきつくなるといった悪循環もあったようです。話を聞くと多くの人は、長時間労働は大変だけれど、凄い給料になったそうです。だから今まで上手く行っていたのだそうです。

 実態はきつい仕事だったり、長時間労働になったりするけれど、殆どの人は喜んで、あるいは納得して働いていたようです。考えてみれば当たり前のことで、嫌なら辞めればいいのだし、良い給料だから無理して働いていたのです。給料を聞いてびっくりしました。深夜ワンオペなら大変な額を稼ぐことが可能だったそうです。

 問題のワンオペも、暇な店では深夜にそれほどの客も来ないから、それはそれで上手くいっていたそうです。また働きたい人が多ければ、シフトは簡単に組めます。

 ゼンショーを庇うつもりはさらさら無いし、酷い労働環境の店もあったのは事実でしょうが、そんなに連続した働いたのは、強制であったとは言えません。納得して働いていたのです。

 マスコミの報道では、まるでタコ部屋のごとく書かれていますが、辞められないとか、脅されるとかがあったわけでなく、お金になるから納得して働いていた事も事実です。マスコミもそのことも書かなくては片手落ちです。

 しかし責任感を利用し、さらにお金で釣って長時間働かせたのも、考えようによっては単なる長時間労働を強いたより悪質です。アルバイト制度の盲点を突いた経営です。

 需要と供給の関係で、働きたい人が少なくなったことが、このシステムを崩壊させたのです。



2014年11月4日(火)23:13 | トラックバック(0) | コメント(0) | 仕事の話 | 管理


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