「棒鱈(ぼうだら)」 |
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| 久しぶりの落語会でした。演目は「棒鱈(ぼうだら)」と「文七元結(ぶんしち もっとい)」でした。
棒鱈(ぼうだら)は古い話で、初めて聞きました。
江戸っ子の二人連れが、料理屋で飲んでいたら、隣の部屋から田舎侍の酷い訛りのある話し声が聞こえてきました。そこへ芸者が来ます。話のやりとりが野暮ったく、更に酷い歌を歌い出します。芸者は仕事だから侍を誉めますが、隣で聞いている江戸っ子はイライラします。
江戸っ子達は負けるものかと、粋な都々逸を歌ったりします。するとさらに侍はエスカレートして、更に酷い歌を歌います。
あまりにも酷いので、どんな奴か覗きに行ったつもりが、部屋に転がり込んでしまします。そうして喧嘩になってしまいます。止めに入った板前が、料理中の胡椒を持ったまま仲裁しているうちに、胡椒をばらまき、
みんながくしゃみひどくなって、収まります。
なんだか静かになったようなので、気になった階下の客が「二階の喧嘩、どうなりました?」。 「あー、いま丁度、胡椒(故障=邪魔)が入ったところです。」 で落ちになります。
棒鱈は酔っぱらいや、野暮天を差す俗語です。
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2013年2月19日(火)23:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理
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