Cat Schroedinger の 部屋
 
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2013年11月29日を表示

残念な話を聞いて

 友人に不幸なことが起こったと聞き、憂鬱な気分に成っていたけれど、ふと「金子みすゞ」の詩を目にし、少し救われた気になりました。

「わたしと小鳥とすずと」

わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。

 
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
                金子みすゞ


 進む道は違っていても、とても優秀な友人でしたが、不幸なことがあったと聞きました。この詩とは直接関係ないけれど、なんだかバランスみたいな物を感じました。

 この詩は実に微妙で、読む人の心理状態で感じ方が違います。

 



2013年11月29日(金)23:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理


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