残念な話を聞いて |
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| 友人に不幸なことが起こったと聞き、憂鬱な気分に成っていたけれど、ふと「金子みすゞ」の詩を目にし、少し救われた気になりました。
「わたしと小鳥とすずと」
わたしが両手をひろげても、 お空はちっともとべないが、 とべる小鳥はわたしのように、 地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、 きれいな音はでないけど、 あの鳴るすずはわたしのように たくさんのうたは知らないよ。 すずと、小鳥と、それからわたし、 みんなちがって、みんないい。 金子みすゞ
進む道は違っていても、とても優秀な友人でしたが、不幸なことがあったと聞きました。この詩とは直接関係ないけれど、なんだかバランスみたいな物を感じました。
この詩は実に微妙で、読む人の心理状態で感じ方が違います。
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2013年11月29日(金)23:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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