『かぐや姫の物語』 |
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| 解説: 高畑勲監督が「ホーホケキョとなりの山田くん」(1999)以来、約14年ぶりに手がけた監督作。日本最古の物語といわれる「竹取物語」を題材に、「罪を犯したために、この地に下ろされた」とされてるかぐや姫の犯した罪、そして、罰とは何かを描き出す。
感想: ストーリーは竹取物語そのままです。ただかぐや姫の心理を巧みに描いています。
大事な罪と罰については映画の中ではそれほどはっきりとしません。原作に依れば、地球に憧れたことが罪であり、御門に抱きすくめられたとき月に帰りたいと思ったことで許されて、月に帰ることになるのです。
映画は説明不足の感が否めません。本人が帰りたくないなら、罪は許されていないのですし、整合性もありません。
まあそんなことはどうでも良いのでしょうが、恋愛にしても、男性に対しても単に幼稚なだけとも言えます。
映像は素晴らしく、観ていて飽きさせませんが、別に竹取物語でなくてもよく、ありきたりな筋立てです。
総合的にはたいした問題提起もなく、平凡な話。もしアニメでなかったら、50点以下の作品です。
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2013年11月25日(月)23:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画 ドラマ TV | 管理
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