テレビに、お気をつけください |
|
| 臨床心理士の方から、この時期とても有意義なメールが届きました。
被災された方はとてもお気の毒です。これは報道の仕方についての問題です。 物がないという映像が流れますが、報道の人はそこへカメラを持ち込んでいるのだし、撮影用のライトも、電気も持ち込んでいるのです。 撮影している余裕があるなら、何かできることあるのではと疑問に思うこともあります。
さてそのメールは
◆◇「テレビに、お気をつけください」◆ *特にお子様、感受性の強い老若男女の方々。
というメールを臨床心理士の方から:
「テレビで繰り返し繰り返し流される悲惨な映像は、非常に強い吸引力を持ちます(とかく最近のメディアは人々の不安をあおるのが特徴です)。
人によっては催眠にかけられたようにテレビの前から動けなくなる人もいるでしょう。こうした映像に何度も何度も自分をさらすことは、何の役にも立ちません。
身体がだるくなったり、ボーッとしたり、涙が出てきたり、妙な罪悪感が湧いてきたり、不安状態にある自分に気づいたら、即刻テレビを消すか、必要なニュース速報のみが流れてくる全く違う番組にしてください。
***私たちが生きていく為に必要な情報が得られれば、それだけでいいのです!***
トラウマの渦の引っ張り込む力はとてもとても強力です。
サンフランシスコ大地震の時は、繰り返されるメディア報道が人々にもたらすネガティブなインパクトは甚大だったといいます。」
全くその通りだと思いました。ショッキングで、可哀相な映像を必要以上に繰り返し放映するのは、疑問です。視聴者は報道に対しても、冷静な判断や、批判の目を失ってはいけないのです。
| |
|
2011年3月17日(木)23:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理
|