秋夕 |
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| この七夕の詩は教科書には載らない詩ですが、大好きな杜牧の七言絶句です。
秋夕 杜牧
銀燭秋光冷画屏 軽羅小扇撲流蛍 天階夜色涼如水 臥看牽牛織女星
ぎんしょく しゅうこう がへい ひややかなり けいらのしょうせん りゅうけいをうつ てんかいのやしょく りょう みずのごとし ふしてみる けんぎゅうしょくじょせい
銀の燭台からの光と秋の光が、美しい屏風を冷ややかに照らしている。宮女は軽い絹の小さな扇で流蛍をうち、飛び交う螢とたわむれている。天上の夜色は水のように涼しく、横になって、牽牛星と織女星をながめている。
天子からの愛を失った、宮女の悲しみを歌っています。七夕は牽牛星と織女星の再会を喜ぶよりは、再会をねたむ女性の気持ちを表す物として扱われていました
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2010年7月9日(金)21:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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