Cat Schroedinger の 部屋
 
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サヨナライツカ

「サヨナライツカ」

 監督:イ・ジェハン
 キャスト:中山美穂、西島秀俊、石田ゆり子、加藤雅也、マギー、スパコン・ギッスワーン、川島なお美、松原智恵子

ストーリー:
 辻仁成のベストセラー恋愛小説を、辻の妻・中山美穂を主演に映画化。中山の主演は「東京日和」(97)以来12年ぶりとなる。監督は「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン。

 1975年のバンコク、ひとり自由気ままに暮らす沓子(中山)は、日本から赴任してきたエリートビジネスマンの豊(西島秀俊)に出会う。
 激しく惹かれ合う2人だったが、豊には日本で彼の帰りを待つ婚約者がいた。

感想:
 映像の美しさはお薦めですが、全体にムード優先です。

 中山美穂も痩せすぎでしょうか、アップで観ると年令を感じさせます。演技も石田ゆり子の方が良いと感じました。
 
 元々単なる不倫で、別れて、思い出が強く再会という単純な話ですから、見終わって心に残る物が今一つでした。
 出逢って恋におちるところが、簡単すぎるというか、一瞬に恋に落ちたと言いたいのでしょうが、婚約者がいるのなら、もう少しためらいがあって、やむなくと言うところも大事です。

 遊び女と、浮気男の不倫では、二人とも軽薄に描かれてしまいます。出来ればやむを得ないような状況があり、とうとう恋に陥ると言う設定の方が、二人が誠実に見えるし、その後の話の展開も説得力があります。
 
 この描き方の所為か、石田ゆり子の方が凛として素敵に見えました。



2010年7月29日(木)23:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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