久しぶりの落語会でした |
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| 昨夜は席亭の病気で延期になっていた落語会でした。
演目は「道灌(どうかん)」と、「鮑のし」でした。
ある日、狩猟の帰りに雨が降り、農家で雨具を借りようとしたところ、そこの娘が山吹の枝を差し出しました。 道灌には、この意味がわからないので、返す言葉もないところ、家来が「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」という歌があること、「実のない」を「蓑ない」にかけての断りだということを教えました。この一件で、自分の無知を恥じた道灌が、その後に一念発起して一流の歌人になったのだそうです。
これを大家さんから習った八っつあん、これを使いたくて堪りません。 ちょうど友達が提灯を借りにきました。生憎傘ではないので、「傘を貸してくれ」と言えば、提灯を貸すからと説得します。
無理矢理言わせて、待ってました「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」と・・・ 相手は「なんだそりゃ・・・」
「お前さん歌道に暗いね~~」
「そうさ、角が暗いから提灯借りに来た。」
なかなか面白い落ちです。
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2010年5月20日(木)23:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理
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