Cat Schroedinger の 部屋
 
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プリウスの燃費

 友人がプリウスに乗っています。燃費が良いのを自慢にしていますが、有る程度燃費が良いように乗っているのも事実です。更に燃費が良いと信じているところもあるようです。

 実際はどうでしょうか?最廉価モデルのLグレード(205万円)の燃費が38.0km/L(10・15モード)ですが、何も着いていないので、あまり売れていません。実際にはSグレード以上が売れています。Sグレード以上は35.5km/L(10・15モード)です。確かに凄い数字です。

 普通のガソリンエンジン車の場合は、10・15モード燃費の70%あたりが実用燃費です。所がプリウスでは実用燃費はモード燃費の50%~60%程度となります。条件によって燃費の差が大きいのです。

 プリウスでは高速道路の100km/h巡航で20km/Lをやや上回るくらい、市街地や郊外道路では18km/Lあたりが実用燃費となります。
 有利なのは、都内など信号で止まったりすると、エンジンを止めて電気で走るからとても燃費が良くなります。逆に気温が低いと発電効率、電池の能力不足で性能が落ちます。クーラーやヒーターも苦手です。急加速、高速持続運転も得意ではありません。

 普通のガソリンエンジン車で大排気量の車は信号で止まる回数が多いと、とたんに燃費が悪くなります。

 最近のジーゼル車は高速で20km/Lくらい、市街地や郊外道路では18km/Lくらいの燃費を出しています。排気ガスのことを考えなければ、小排気量のジーゼル車はプリウスと結構良い勝負です。
 ですからプリウスは、ジーゼルが一般的なヨーロッパではそれほど評価されていません。


 さて、軽くてボディー剛性の良い車はなかなかありません。アルミを多用してもやっぱりある程度の重さはあります。安定してスピードの出る車はそれなりの重さと、それなりの排気量が必要です。一瞬の加速はやはりガソリンエンジンです。

 衝突時の強さは、これはとにかく大型車には敵いません。しかしゴルフなどはもちろんそんなに軽くはありませんが、小型でも結構な剛性を持っています。

 超人気のプリウスですが、出来の良いジーゼルは燃費、車の剛性、仕掛けのシンプルさを考えると良い選択肢の一つです。

 この所、このサイトに時々アクセスできなくなります。昨夜も殆ど駄目でした。



2010年3月2日(火)23:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 車の話 | 管理


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