「堀之内軌道」 |
|
| 御前崎市図書館で、「なつかしの軽便鉄道展」と言う展示会と講演会に行ってきました。 今回は藤枝市大手から袋井駅まで64.6㎞日本一長かった線路幅が狭い鉄道の「駿遠線」と、かなり時代が違うのですが、「堀之内軌道」についてでした。
「駿遠線」は以前聞きましたので、今回は「堀之内軌道」の話が面白く聞けました。
「堀之内軌道」は明治32年開業、昭和10年廃止されました。初めは「城東(きとう)馬車鉄道」として堀之内~南山間で開業し「御前崎軌道」となり「堀之内軌道」となりました。その名の通り初めは馬車でした。
軌道の延長のころから使用されたのはオット機関車と呼ばれるドイツ製のオットサイクルエンジンを使用したディーゼ機関車でした。日本では初めてのディーゼ機関車だったそうです。距離は14.8㎞で馬力が弱く、坂道では乗客が押すこともあったそうです。 今日の講演を聞きに来た人の中に、実際に乗ったことがある方が居られました。
| |
| 記念入場券が、硬券切符でなかなか考えられていました。
| |
| 券の裏にあるように、演者は阿形昭氏です。
| |
| 阿形昭氏です。学校の先生なので、お話しが上手です。
駅名票の復活が少しずつ進んでいますが、もう少し増えて欲しいそうです。 機関車の復活は無理でも、何らかの形で復刻したいそうです。 日本一長い軽便の記念館を作りたいとのことでした。
もし作るのなら、私の個人的な意見ですが、たった一つ残っている、「藤枝本町の駅舎」を修復し、あそこに作るべきだと思っています。先日近所で火事があり危ないところでした。今にも壊されそうで、心配しています。
阿形昭氏にお聞きしたら、「安藤塗装店」個人の所有だそうです。
| |
| これは大庭正八氏作の模型です。精巧に作られていました。
オット機関車は、同型の機関車が千葉県銚子市のヤマサ醤油工場に静態保存されているそうです。<
| |
|
2009年8月16日(日)23:40 | トラックバック(0) | コメント(2) | 今日の出来事 | 管理
|