落語会 |
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| 今日は落語会でした。二人の演者で、二題でした。
「千早振る」
「ちょっと教えて欲しいんですが、百人一首の”千早振る”あれは一体なんの歌なんでしょうか」
「竜田川だから……そうだ、あなた竜田川がなにか知ってますか?」
「いえ、あの、どこかの川の名前でしょうか」
「いや、川じゃないんです。あれは関取の名前なんです」
と言う具合に、話はどんどん脱線していって、名高い「ちはやぶる」が、竜田川という力士の失恋話に発展してしまいます。
結局千早が竜田川を袖にし、妹分の神代も言うことを聞かない、失恋した竜田川は、家に帰って、家業の豆腐屋をやります。 ある日落ちぶれ、乞食になった千早が、何も食べていないので、「おから」をくれと物もらいに来ます。千早と気づいた竜田川は、もちろん「おから」は渡しません。我が身を恥じたのか、千早はそばの井戸に身を投げて自殺しました。
つまり千早が竜田川を振る、だから「千早振る」、神代も言うことを聞かないから、「神代も聞かず」となります。竜田川は「おから」をやらないから、「からくれない」となり、井戸に身投げするから「水くくる」となります。こんな説明になってしまうのですが、最後の「とは」の意味を聞かれ、苦し紛れに千早の本名だと言い逃れします。
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2009年5月19日(火)23:57 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理
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