続世界の日本人ジョーク集 |
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| 続世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ) (新書) 早坂 隆 (著)
世界のジョークから日本人が「出演」しているものをピックアップ、海外の人たちの「日本人のイメージ」を考察して大ベストセラーとなった『世界の日本人ジョーク集』。 その待望の続篇がついに登場しました。新作ジョークには「アソウ」「マツザカ」など新たな登場人物も参戦。日本は世界からどう見られているかを「笑いながら」探り、パワーアップして読者に届けます。知恵と経験則に基づいた味わい深い至言の数々。今こそ質の良い笑いを。
感想 前回の方が一般的で、今回は新しい日本が取り上げられています。それだけに最近の経済問題、政治問題などの知識が必要な笑いも多くありました。筆者の説明は的確で、ジョークを説明すると面白くなくなることもあるのですが、巧みな説明はジョークの面白さを少しも損なっていません。 前回に比べ、中国がとても悪い印象で書かれているのに気づきます。日本でも最近は中国のコピー製品、杜撰な食品管理などで、あまり良い印象を持っていない人も多いのですが、どうも世界的のようです。
ヨーロッパは、各国の欠点をあげつらっていますが、いざとなるとアメリカ人に対しては、敵意を持っているようです。 そのおかげか、日本は真面目で、器用で、物作りに関しては異常と思われるほどしっかりした物を作る民族と取られているようです。
アメリカでも日本人はおおむね同じように捉えられているようです。ただ車の問題などでは、日本式の労働管理にはうんざりしている話は笑えました。 「経済発展に関する日本式経営」についての講義を聴くのは死ぬより辛い・・・
人に話すには長すぎたり、前作品に比べ理屈っぽい物が多かったりしますが、読み物としては、とても面白く読めました。
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2009年4月13日(月)00:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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