「劔岳」 点の記 |
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| 「劔岳」 点の記
監督:木村大作 脚本:木村大作 菊池淳夫 宮村敏正 原作:新田次郎『剣岳 点の記』 (文春文庫刊) 撮影:木村大作
浅野忠信 香川照之 松田龍平 宮崎あおい 仲村トオル 役所広司
剣岳について 弘法大師が草鞋千足を費やしても登頂できなかったという伝説がある。
記録に残る初登頂は、1907年7月の陸軍参謀本部陸地測量部の柴崎芳太郎らによるものである。7月13日、測量隊の測夫・生田信らが長治郎雪渓ルートから本峰の登頂に成功した。
15日後、7月28日に柴崎らが登頂を達成している。この際、名案内人といわれた宇治長次郎は信仰心から登頂しなかったと推定されているが記録がない。
生田らによる最初の登頂の際、錆び付いた鉄剣と銅製の錫杖が発見された。古い焚き火跡もあったという。
なお民間人による登頂は1909年7月24日に石崎光瑤、河合良成、吉田孫四郎、野村義重によってなされている。
登頂の困難さから柴崎らは重い三角点標石などを運び上げることができず山頂には立ったものの三等三角点の設置を断念し、標石のない四等三角点とした。そのため、三角点の設置場所を記載する「点の記」は作成されていない。(Wikipediaより)
あらすじ 明治40年、地図の測量手として、実績を上げていた柴崎芳太郎は、突然、陸軍参謀本部から呼び出される。
「日本地図最後の空白地点、劔岳の頂点を目指せ」―当時、ほとんどの山は陸地測量部によって初登頂されてきたが、未だに登頂されていないのは劔岳だけだった。
柴崎らは山の案内人、宇治長次郎や助手の生田信らと頂への登り口を探す。その頃、創立間もない日本山岳会の会員も剱岳の登頂を計画していた。(Goo映画より)
感想 地味ですがとても良い映画でした。CGが盛んな昨今ですが、実写ばかりです。山の写真なら木村大作と言われるだけあって、素晴らしい感動を受けました。
俳優の人達も、実際に危険な山に登っています。今までで一番きつい映画だとみんなが言ったそうです。
実話だけに地味ですが、説得力があります。CGによる映像的な興奮と違って、見終わってしみじみ素晴らしさを感じました。山岳隊は初めは挑戦的ですが、測量隊が功名心や興味でなく淡々と測量の仕事をしていく姿に、次第に敬意を払うようになり、やがて仲間意識が現れて様には本当に感動しました。
当時単なる登山は、遊びと取られていた時代のことです。測量隊も、登山隊も山の持つ素晴らしさを前に、互いに理解し合うのでした。
スポーツでも見ている人は、勝ち負けを一番気にしますが、やっぱりやっている人は勝ち負けを超えた何かがあるのです。
下手な役者は一人も出ていませんでした。素晴らしい俳優人の中でも、宇治長次郎役の香川照之は名演技でした。本当に良い映画で、超お薦めです。これからもこんな映画が作られると本当に良いなと思いました。
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2009年12月22日(火)23:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画 ドラマ TV | 管理
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